ココロド_黄月家K's weblog

考えすぎ? ココロド_心理カウンセラー_黄月家Kの 思考いろいろ、心理分析、ものづくり、時々庭、時々日記です。

「トラウマ」の何が、何?

うちの庭のクロッカス、今年も咲いてくれました。キレイです。

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スノードロップも、寒さに負けず、

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クリスマスローズも、寒空に、大輪です。

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 変わりなく、咲いてくれること、
特にお世話してないのにもかかわらず・・・
ありがとう!。勝手に、癒やされます。

 昨年はこんな感じでした↓。

kizuki-ya-k.hatenablog.com

 ----

今日のお題は「トラウマ」

 

「トラウマ」の何が何って・・

「トラウマ」とは、心的外傷、つまり、心のキズのことです。

 

トラウマの何が厄介かと言うと、
トラウマ(傷ついた経験)によって、禁止令(幼児決断)や、
否定的自動思考(認知の歪み)を生み出し、

その後の思考や気持ちや行動に、制限をかけてしまうことだと、
感じます。

 

禁止令についてのweb上の情報はいくつか見つけました。ご参照ください。

脚本分析(人生脚本)とは|無意識に繰り返される人生のパターン - 心理カウンセラーの種

「~~するな」という思い込み 禁止令について | カウンセリング 大阪の心理オフィスステラ

TA再決断療法とは?

否定的自動思考 認知の歪みについてのweb

認知の歪みの定義10パターン ~ 思考のマチガイを見つけるツール | Fernwelt

認知行動療法で自分の考え方のクセを知ると、心がラクになった - 30代女性が過労でうつ病になってから復職するまでの記録

 

 

人間が、実現傾向に応じて、
「自分らしさ」を認知し、受け止め、
「自分らしさ」を活かしながら成長しつづけるという、
本来の人間の傾向を、制限・抑制してしまうのは、
この、トラウマによる「自分らしさ」の抑制である場合が多いです。

「自分らしさ」を抑制すると、ストレスが生じるという構図から、
トラウマを抱え続け、自らに制限や抑制をしていると、
ストレスが増すという仕組みです。

「自分らしさ」とは、自己の得意不得意や、好み、快不快、性格・思考傾向や、潜在的なものや、成長段階や、先天的なモノ、後天的なもの、身体的なもの、内部的なもの、
いろんなものを含んでいるその人の特性、「あるがままの今の自分」です。

自分の価値観にとって、
肯定的な内容もあれば、
否定的な内容もあるかもしれません。


たとえば、
私の今の、「自分らしさ」で思うと、
やっぱり、「創ること」が好き、「自由」が好き、冒険好き、ドラマテレビ好き、理論好き、外面より内面好き、太陽よりも月が好き、歳や性別、体つき、体力、経験値、など・・
これが自分、と思う訳ですが、
この「自分らしさ」を、抑制することは、結構ストレスです。

たとえば、私にとってストレスフルな状況は、
拘束的な場面、ルーチン的な作業、外面だけの世界、
という感じです。

必要に応じて、一過的にストレスフルな状況に関わることもします、
しかし、成果も結果もないストレスフルな状況が継続するのは、
やっぱり、ストレスフル!フル!です。

 

「自分らしさ」を制限し続けると、おそらく、
心身症や病理に近づく傾向となることが多いです。

だから、
出来るだけ、自分の好きな方(心地よい方)を選ぶ、ように、
自分にあうものやことを選ぶように、
生活していくことが、「自分らしさ」を活かして成長する
選択の目安になるという訳です。

 

その、「自分らしさ」の抑制になってしまう、
トラウマで生じた、思い込み(禁止令や、認知の歪み)は、
恐怖心が、拭えない状態では、繰り返し、強化されてしまう傾向もあります。

 

歳を重ねていくと、頑固で頭が硬くなるという、傾向もありますが、
それは、禁止令や認知の歪みなどの、経験を
繰り返し、強化した状態のようにも感じます。

TC(交流分析エゴグラムでいう、
CP(Critical Paren)の高い状態と言えます。

「生きやすく」なるためには、その「自分らしさ」の制限になっている、
「否定的な思い込み」を、外していくことが、的確ですが、
恐怖心や防衛心がある状態ではなかなか、
「否定的な思い込み」に気づくことすら難しいのが、現状です。


人の、好き、苦手も、実は結構、自分の選択肢を左右します。

おそらく、人は人によって成長し、人によって傷つくからだと私は思います。

 

私の場合は、
人のコトを苦手と思うと、世界が狭まりそうなので、
「苦手」と思わないようにしようと、ムリに、自分に言い聞かせてきたのですが、
やっぱり「苦手」には、理由がありました。

トラウマが生じるパターンの人間関係を、
私の無意識は、既に、「苦手」と感じていたのです。

「苦手」なパターンに当てはまる場合は、
十中八句トラウマを強化するタイプの人間関係の場合です。


カウンセリング心理学の、
「近づかない」「距離を取る」という対応も役に立ちます。

--
私の中でのことですが、

以前、コミュニティーでご一緒した人の言葉の意味が、
今も解らず、時々、頭をよぎることがあります。
その言葉の意味が知りたいので、
自分の感覚とは、逆だった、あの人の言葉を確かめるために、
「苦手」に近づく、ということを、
しばらく繰り返していた自分に気が付きました。

しかし、やっぱり、「苦手」に近づいても、
結果は、毎回、後味の悪さだけが重なります。

 

やっと、自分なり答えがでました。

 

あの人の言葉の意味は、理解出来ないままだけど、
あの人の言葉を、いつまでも気にしている(囚われている)自分に気づきました。

結果的に、あの人が、あの時、どう思ったかは、
あの人の問題で、私の課題ではなかったのではないかと・・。

必要以上に、自分との関わりを感じていた
(自己関連づけ=認知の歪み)のかもしれないと

 

あの人が、たまたまあの時、私とは違うことを思った言葉は、
私にはそんなに大事な意味がなかったのかもしれいと。

 

そう思うと、

私の中で、あの人を、過大視(気にしすぎ)していたのかもしれないと。


そう思うと、
もう、その言葉に囚われる必要性のなく、
自分の感覚を信じれば、良いのだと、思えるようになります。

 

そう思うと、
私は自分の選択に、自信がなかったから、
あの人の言葉の意味を探りたかったのではないかと思えて来ます。

 

さぁ、
自分に自信を持って・・「自分らしさ」を自分で選んで進もう!
と、今日、改めて私は思いました。

 

トラウマってほどの出来事ではなかったけれど・。
あの頃の私からの、卒業なのかもしれません。

---

「防衛」は、必要な時は必要。

人間だもの。


心のキズが、小さくなるなら、防衛の時間も大事、意味がある。

継続し続けると、逆効果ですけどね。

---

寒い冬も、緩んできますかね?

どうぞ、みなさん、自分と会話する時間を大切に!。

 

不可解なことの、自己分析 「防衛機制」

あっというまに2月も中旬

冬は空がキレイですね。
うちから見える、夕暮れの空、
何気に、富士山見えます。

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これは、月食の、月、red moonです。

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 --
前回のweblogが、12/9でした。
月一で書こうと思っているのですが、
今回は、ちょっとムリでした。

それでも、なんとか、忙しいなりにいろいろこなしていたつもりでしたが、
大事な、心理学COの昇格試験が、不合格という結果に。

 

昨年は受かっていたので、
勉強もそれなりにしましたし、
受かると思っていたのですが、

回りの方も、私自身も、信じられない結果になり、
今の状況を解析すると、

「むむ・・私の無意識がなんかやらかした?」って感じです。


人は内面は、意識が1割、無意識が9割と言われています。

意識とは、違う事態が発生したとき、
たとば、ミスが連発するとか、
忘れ物が多くなる、
うっかり寝坊する、
何となく身体が不調、

そういう時は、無意識の仕業のことが多いです。

確かに、多忙ではありましたが、
多忙だからこそ
体調管理、睡眠管理の意識、食事の意識、コーピング、など、
気を付けていました。

だからこそ、何で? と思いますし、

だからこぞ、無意識の仕業と感じるわけです。

まぁ、自分以外の要素もありました、
天候不順や、他者のスケジュールの都合など、

そう考えると、「運」や「シンクロ」的な要素もあるのかも、とも思いますが、
これも、今のところ、私の中で意味付けが出来ませんので、客観的に解析不能です。

単純に、私の意識が思っているよりも、私の身体が疲れているのだろうと思います。
確かに、肩こりや、口の中の痛みや、胃痛など、思い当たる節はあります。

 

身体の疲れを、感じていないということは、
カウンセリング心理学では、
ホメオスターシス(生命維持機能)が機能していない状態」
という見立てですかね。
あるいは、「自己洞察が充分にできていない状態」とも言えます。

感覚が鈍っている状態ということです。
つまり、身体感覚と、意識がズレている
あるいは、身体感覚を無意識に無視している状態でもあります。

理想としては、
身体と心と思考の感覚が繋がれば、
問題にむけて、自ら調整が可能になります。

そのためには、
まず、心と体と意識を休ませる。

しかしながら、

休めない状態だからこそ、この状態になる訳ですし、
自分では、最小限ですけど、休んでいるつもりも、あったります。

が、身体と意識がずれているいうことは、
自分が疲れている状況に、気づいていないという理屈にもなります。

---

さて、無意識の自分は、いったい何がしたいのでしょうか?

---

 

前置きが長かったですが、
今日のお題は、「防衛機制

無意識と言えば、「防衛機制」ですかね?。


人の不快な行動は、大抵、「防衛機制」からなっている。
と、私は、感じます。

防衛機制」についてのwebでの解説例

 

防衛機制 - Wikipedia

防衛機制の一覧と例文 | カウンセラーWEB:心理学・カウンセリングの基礎知識

防衛機制 - 脳科学辞典 


意識しがたい不安や不快に対して、「防衛」的に生じる無意識的な働き、

ということにになります。

人の防衛機制は、防衛機制の知識持って、洞察すれば、ある程度は解りますが、
自分の防衛機制は、なかなか、意識しずらいところがあります。


なので、逆に、

理解出来ない状況や、意味不明の事態、など、
防衛機制という無意識君の、影と、捉えることができます。

思ってたのと違う、という時も、
逆に、クセになってしまっている時もあります。
でも、他人からみたら、意味不明。

さて、私の無意識くんは、今回どんな防衛をしたのでしょう?

可能性があるとしたら、
「抑圧」 : 不快な認知、感情、思考、記憶を記憶から忘れさせる
→疲れていることを、忘れさせていたのかもしれません。

「否認」 : 認めてしまうと不安になるので認めない。
→疲れていること、忙しいことを、認めてしまうと、スケジュール調整が大変なので、認めなかった可能もあります。

「隔離」 : 感情部分の切り離し、感情の麻痺
→疲れていることを感情として、認知していなかった。

「合理化」 : 本当の動機を自覚せず、理論で処理
→天候や、他の人の都合が関わって、うまくいかなかった

「反動形成」 : 反対の行動や傾向を表す
→忙しいから、勉強出来なかったと認めなく無いので、勉強した風の言動・行動?。

みたいな感じですかね?

ま、自問自答は、時間が経たないと客観的な答えに至らないために、
今のところ、推測の範囲をでませんが・・。

と、こうして、自分の自己の防衛機制のせいにしようとしていること事態、
すでに、防衛機制「隔離」や、「合理化」の要素も感じます(笑)


んん・・今日も、現状、迷宮入りな自己です(苦笑)

 

結局のところ、防衛機制があるということは、

防衛したい、「不安」や「不快」があるということでもあります。

自分の弱さを認めざるを得ませんね。

 

結局、弱さを認めることを、防衛していたのかもしれません。

実は、結構凹んでいます(涙)

--

では、また、どこかで!。

 

フレッシュ講座「エナジーチャージ レジン アートワーク」開催しました!
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http://jtc-web.jp/news/shosai.php?id=220

「傷つきやすい人、怒りっぽい人」

あっという間に12月ですね。

先日、空の真上に、虹が・・ なんか、イイことありそう!

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うちの庭のモミジも、鮮やかになりました。

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--

今日のお題は、
「傷つきやすい人、怒りっぽい人」

 

一見、正反対のように思えますが、
実は、要因に共通点があります。

それは、

劣等感(コンプレックス)

 

自己受容出来ていない劣等感(コンプレックス)は、
心の状態として、I'm not OK の状態です。

解りやすく言うと、

「自己嫌悪感」が根底にあります。

 

心理カウンセリングで「自己嫌悪」がうかがえる状態を、
「実現傾向が発揮されてない状態」と見立てます。

「実現傾向」とは、
カール・ロジャーズの理論で、
「人は、自分の持っている潜在的な能力や、自分らしさを発揮して、
建設的な方向へ向かおう(成長しよう)とする傾向」を持っているという内容です。

私なりに解説すると、
本来、人は、自分の能力を発揮して、成長するチカラを持っている。

そして、その自分の能力を活かして成長するチカラを発揮する条件は、
自分が「本来の自分」で居られる状態、ということです。

逆に、自分の能力を活かせない状況というのは、
「本来の自分」で居られない状態、
つまり、本来の自分の要素を、否定的に偏って捉えている場合です。


人は、身体や、考えや、気持ちや、行動など、様々な要素の複合体で、
想いの外、矛盾を抱えやすい構造になっています。

例)
「頭とカラダは別」← 身体反応と、考えの、矛盾や不統合な状態のこと
「キモ可愛」← 思考と 嗜好(気持ち?) の不一致や矛盾
ツンデレ」← 行動・態度や気持ちの不一致
「建て前」← 思考や行動と、気持ちの矛盾や不一致
「忖度」← 共依存的思考(思い込み)や行動と、気持ちや実際の法律などの矛盾など

自分の中で、矛盾や葛藤や不一致の状態があるとき、
その矛盾した状態の、あるがままの自分を受容できる状態の場合は、

たとえば、
人間は矛盾がある生き物、こんな時もあるさ。
今回はやむ得ないところは残るが、次に活かそう。
納得いかないところはあるけど、今の裁量では、これがベストだった。

などなど、自分で自分を納得できたら、
次回に向けて、経験を活かして、裁量の幅も広がるし、
他者の苦しい気持ちや、苦い経験も理解出来る、人間の深みにもなり、
更なる成長へ繋がる可能性も高まります。


しかし、
自分の中の矛盾を自己受容できていないときに、
あるいは、思考がパターン化(否定的自動思考)して、偏っている場合に、
自分の中の、片方の自分の側面を、「自己嫌悪」するI'm not OK の状態になります。
(「I'm not OK」とは、交流分析心理学の用語で「人生の構えの理論」)


I'm not OKの状況は、
自分で自分を抑圧する、あるいは、
自分で自分を酷使する、あるいは、
自分で自分をいじめるといいますか、自分を大事にしないといいますか、
「本来の自分」を傷つける方向に作用します。

つまり、
自己ケアが出来ない、
自己内部でエネルギーを消耗する、
という状態になり、成長どころでない状態が、自己内部で発生しています。
そういう状態では、
他人と交流するエネルギーすら維持できなくなり、
更に内向的になったり、ひきこもたりしてしまうと、
自力でもエネルギーの確保が難しく、
外部からのエネルギーも届きにくくなるという、
悪循環にも・・。


「傷つきやすい人」は、
このI'm not OKの状態で、
ただでさえ、自己内のエネルギー量が少なくなっている状態で、
更に、自分を責めるタイプと、考えられます。
自分に自信がないので、他者の言葉に必要以上に過敏に反応してしまう
外部準拠の思考サイクルと言えます。


「怒りぽい人」は、
I'm not OKの状態で、
弱い方の自分(自分の一部)を切り捨てることで、
心を強くしようとムリをしているタイプと考えられます。
心理学用語でいうと、
防衛機制がはたらいているタイプ。
たとえば、
抑圧(弱い自分を拒絶する)
否認(弱い自分できない自分を認めない)、
隔離(弱さの感情を麻痺)、
置き換え(否の対象をすり替える)
合理化(他者を批判して正当化する))、
打ち消し(反対のことをしてなかったことにする)
反動形成(正反対の態度や行動)
などの無意識的に防衛機制が働いている状態と考えられます。

自分を維持する(守る)ために、
事実や他者を否定する態度や思考を持つ
外部準拠のサイクルと言えます。


どちらも、本人も周囲も辛い状態が、あると思います。


では、どうしたら良いかと考えますと、
1)まず、自分の「I'm not OK」の状態に気づく(自覚する)。

これ一番大事です。
人は、実現傾向を持っていますし、
生命維持機能の感覚が戻ってくれば、
バランスを維持しようとする生理的機能(=ホメオスターシス)も機能します。
いわゆる自己治癒力。
人は、本来なら充分な機能や能力が備わっているのですから。


もし、その先を、
私が心理カウンセラーとしてファシリテートするとすれば、

2)自分がどうしたいのか、自分の欲求や希望を探る(「I'm OK」の方向を探る)。
3)自分の内面や自分のカラダの状況など、自分の別の側面を知る。
4)2と3の調整点を、ひとつづつ、少しづつ試して、「I'm OK」を増やしていく。

という感じでしょうか。
(実際はケースバイケースですが・・。)

--
今回、
「傷つきやすい人」、「怒りぽい人」を、
お題にしたかった背景には、

そういう人多いなぁと、社会事情に感じるからでした。

たとえば、
あおり運転、ネットリンチ、過度な批判、
心が表現できにくい風潮、言いたいことを言えない人々、
裏アカウント

--
「I'm not OK」の構えの背景には、「You'er not OK」の構えの存在があります。
2つの構えが相乗して、増えているようにも感じます。

交流分析心理学だと解りやすいのですが、

クリティカルCritical Parent(厳格・支配的)な性質傾向は、
「You'er not OK」の構えとして発せられる傾向がり、
「I'm not OK」の構え(=Adapted Child 順応・自己抑制した性格傾向)を
誘発する交流傾向があります。

つまり、

「You'er not OK(批判的)」の人に近くに、
「I'm not OK」の人間が増える。
という構図です。

 

状態を変えるなら、
「You'er OK」(=あなたはあなたで良い)で交流を始めると、
「I'm OK」(=私は私でいて良い)が、増えて、

「I'm OK」が生まれて、
自分の内部で自信(自己への信頼)を少しづつ積み重ねるることできると、
他人を批判したり、自分を抑圧したり、交流を閉鎖しなくても、、
自分を維持できるようになります。

 
理論上は、こんな感じですが、
実際には、行ったり来たりを繰り返して
少しづつ・・変化を受け入れる過程の時間経過が必要なので、
「You'er OK」で受容的な見守り役が、
そばにいるといいのかなぁと・・
思ったりします。

他人のことを「あなたはあなたで良い(You'er OK)」と
思えない場合は、
自分自身が、共依存(外部準拠)に陥っている可能性があります。
自分自身の確立ができていれば、
他人をコントロールする必要もなくなり、
他人が、どうであれ、自分は自分、他人は他人と、
それぞれの人生の課題を分けて考えることができます。

「You'er OK」の人が、身内や先生だといいのですが、
そこがクリティカルCriticalな場合は逆効果なので、、
心理療法や、心理カウンセラーが
お役にたてる場面というか、時代なのかぁと思ったりもします。

---

私の方は、と、申しますと、
しばらく取り憑かれていた(笑)I'm not OK の感覚が、
ようやく、取れてきました。

手順は、自分の欲求を、とにかくあきらめず伝えて、
回りを囲っていた「You'er OK」の壁を、
少しずつ・・変えてゆきました。
私にとっては、ベルリンの壁さながらでしたが・・。

まずは、自分らしさを活かしたい・・と、願います。

--
1月にアートセラピーの講座を
東京神田で、開催できることになりました。

詳しくは、

http://jtc-web.jp/student/info/shosai.php?id=332

今回は、アートの体験がない方でも、楽しんで参加出来るよう
選んだパーツを使って、レジンで、
アクセサリートップをつくってみたいと想います。
交流分析心理学を応用した、アートワークです。
作ったアクセサリートップは、お持ち帰りいただけます。

--

季節は、寒くなって来ました。
こんどは、自分の心を温めて、みませんか?

 

「理屈じゃなくて・・」_心理学

10月もあっという間にハロウィン。

今日の庭、スノーポールが咲き始めました。

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昨年のこぼれ種からの花。
たくましさに癒やされます。

カマキリさんが、ボンネットに乗っていました。

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今年も、おんぶバッタが沢山、飛び跳ねていました。

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東京多摩地方、昨日木枯らし1号でしたか?

秋も深まって参りました。

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さて、今日のお題は、「理屈じゃなくて・・」


ここのところ、weblogで、ずっと理論系のことを書いて来ました。


私の学士は、哲学と美術なので、
左脳と右脳の、両脳派と言いたいところですが、

実は、ここずっと忙しく、忙しいと、合理的になってしまいまして、
割と左脳優位だった気がします。

どちらが良いとか悪いかという問題でもなく、
今の自分(気持ちや、カラダや、考え、行動などなどの自分の各属性)に、
あった脳の状態かが大事でして・・

私の場合、左脳優位になると、
自分の気持ちやカラダの状態を、無視しがちになります。

こうなると、結構、自分がバラバラになりかけ、
同じ事をしても、疲れる度合いが、違うので、
自分の中の、それそれの自分を見守りつつ、
右脳や左脳を切り替えれたらいいなぁと思うこの頃です。


という訳で、「理屈しゃなくて・・」

「もし、自分の活動時間が、あとわずかだとすると?」
私は、どんな私を選ぶかな?と、ふと想像してみました。

私の場合は、哲学や、母校(大谷大学)で仏教哲学などを勉強していたこともあり、
死生観は、哲学的です。
哲学的には、人は生まれた時から、死に向かってベクトルが進む訳ですから、
死ぬことは、未来にあることで、
「生きる」ということは、死ぬ時まで、「どう生きたのか」、ということ、
という具合に、いつも、「死」を意識して、
「生」を生きてきたところがあります。
(理屈っぽくてすみません・・(笑))

 

そう考えると、
結構、自分は、いつも一生懸命、精一杯、生きてきたと思います。

「もし、自分の活動時間が、あとわずか」だとしても、
今やっていることは、どれも大事で、あまり活動が変わらない気がするのです。

たとえば、クリエイティブも、講師も、心理学も、養育も、
たぶん、今と同じ、変わらない。

なぜなら、自分が全力でしたいことだから。

他は、後回しにしたいことは、家事ですかね・・(苦笑)

そう思うと、何も生活が変わらないので、疲れる要素はそのまま


もう少し、頭を柔らかくして、逆に
「もし、時間があったら、何をしたい?」と考えると、

映画やテレビドラマを見たいでです。
お友達や、新しいお友達と楽しく交流の場を築きたいです。

そう考えると、ようやく、埋もれていた自分が、ウキウキを感じ始めた気がします。
そう考えると、やっぱり、今は、頑張り過ぎているなぁと・・少し解ります。

全力でしたいことをしていても、
忙しくなり過ぎると、
自分のカケラをどこかに落としてしまうのかもしれません・・ね。

 

かといって、頑張り時も、あると思います。
物事や、自分の気持ちにも、旬があります。
機会やチャンスにも、タイミングがある。

 

というわけで、

自己分析するに、
そもそも「理屈じゃなくて・・」と思う時点で・・
「理屈じゃないもの」に眼を向けるタイミング・機会と言うことでしょうか・・ね。

ものごとは、
流れと、リズムとタイミングが大事(笑)!!。
ということで、次の流れが始まるまで、
しばし、頑張り過ぎないように・・、
ゆるくなってみようななぁ・・


なんて、感じた今日、この一瞬でした。

--

みなさんのこの頃は、いかがですか?

よかたら、頑張り屋さんの、ゆるめのお話し聴かせてください!。

どうぞ、秋の夜長に、自分メンテナンスのゆるめの時間を!。

私の「アイデンティティー」とは、発達心理学より

10月になりました。
みなさん、いかがお過ごしでしょうか?

今年も、庭にぶどうが沢山なりました。今年もぶどうジャムをつくりました。

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今年も、庭に、あけびがなりました。今年は3つなりました。
味は、甘いのですが、今年は少し渋みがありました。

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今年は、忙しく、庭もあまり手入れ出来ませんでしたが、
毎年、楽しめるものがあるのは、楽しいし、気持ちをいやしてくれます。
お庭さん、ありがとう!!。

---さて、--

 

今日のお題は、「アイデンティティー」

発達心理学の中心的な理論である
エリク・H・エリクソンの発達段階理論によれば、

12才頃~20才頃の青年期に、
アイデンティティーの確立 対 アイデンティティーの拡散という
発達段階があります。

 
この「アイデンティティー」なるもの、
よく聞くようで、今ひとつ、日本語文化の中で解りづらいところを感じます。

一人の人間として、また社会の中で生きる上で、
あるいは、人として、自分自身を活かしながら、
社会と調和できる統合した人格像の基礎となるもの、なのですが、

ピンとこない人も多いと思いますので、
解説したくなりました。

発達段階の全容については、下記で参照できます。

 

発達心理学 - Wikipedia

エリク・H・エリクソン - Wikipedia


アイデンティティー」とは、辞書では、
「同一性」「主体性」「自己同一性」「個性」「連続する同一のものであること」
などの意味になります。

人間は、
身体、考え(認知)、気持ち、行動、などの複数の要素の複合体なわけですが、
これらが、同一性をもっていること、あるいは、
確立された同一性のある概念の存在が、「アイデンティティー」です。

 

人間は複雑なことに、
その複数の要素が同じ方向で、作用しない場合があります。

たとえば、
内心今日は気が乗らないが、建て前で、相手に合わせよう。
もしくは、
今日は疲れているが、がんばらねばならない。
または、
弱さを否定している自分がどこかにいて、無意識にいつも怒鳴ってしまう。

などなど、

 

そのような、身体、考え(認知)、気持ち、行動がバラバラな状態を
心理学では、混乱、葛藤、不一致、自己不一致、自己否定、防衛機制、不統合、統合失調、かい離、ペルソナ、・・
などなど、さまざまな状態を表す、言葉があります。

人間は、成長段階で、
乳児期に、養育者の養護から、安心や信頼を、あるいは、不安や不信を経験し、
幼児前期に、幼い自律行動に対しての、養育者の受容か否定かによって、
自律性か恥かを学び、
幼児後期に、幼いながらの気持ちを、受容か否定かによって、
積極的か、罪悪感かのどちらかを学び、
児童期社会で、受容か否定かによって、
生産性か、劣等感のいずれかを学ぶという過程の先に、
学んだことを基盤に、
自分で判断し、自分で行動する判断力を持つ心理的な発達段階へと進みます。

他人対して、信頼や安心をある程度もてない場合も、
自分に対して、信頼や自信を持てない場合も、
自分の気持ちに、罪悪感を持ってしまう傾向も、
自分に劣等感を持ってしまう傾向の場合も、

自分の考えや、気持ち、行動、あるいは、身体に、
自信が持てない状況になるのは、解る気がします。

そのような状態で、
自分で自分のことを選んだり決めたりして自律的な自分に変容していくことに、
不安やためらいが生じるのも、解る気がします。

しかし、

自分の気持ちや考えに責任を持ち、自分で自分の人生を選んで行ける自律性が、
アイデンティティーの確立」、ということだったりします。

アイデンティティーの確立」とは、
言い換えると、自分の主を、自分できる、段階のこと。
自分の主とは、自分の思考や行動などの選択基準が、親の判断であったり、規則であったり、他人や外部の評価基準であったりした段階から、
様々な経験から学んだことを、自分の判断で、物事を調整・応用できるようになる成長過程のことです。

養育期に、否定的な環境であったか、受容的な環境であったかは、
アイデンティティーの確立に、大きく作用します。

しかし、仮に否定的な環境であったとしても、
否定的な要素から、物理的にも心理的にも距離を取ることで、
自己の自律性を育てることもできます。
心の成長には個人差も環境差もあるし、
早いことや遅いことに、固執する必要もありません。

現代日本の場合は、親の保護期間も長い環境もうかがえ、
日本の、アイデンティティーの確立期は、概ね30才前後という見解もあります。

アイデンティティーの確立」と、
アイデンティティーの拡散」を、
補足的に、比較して、多角的に説明してみます。


--「アイデンティティーの確立」の対比図_ココロド編集--

 

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最近の、
他者否定的な風潮や、排他的な炎上や、
他者への固執的な事件や、社会現象の背景にも、
繋がるところが多いと、私は感じるところもあります。

 

では、自己の「アイデンティティーの確立」をするために、
できることは、どんなことか?
あるいは、他者の「アイデンティティーの確立」をうながすために

と考えますと。

今日のテーマの冒頭の方に戻りますが、

人間は、
身体、考え(認知)、気持ち、行動、などの複数の要素の複合体なわけですが、
これらが、同一性を持つこと、

つまり、自分自身を統合していくことに繋がります。
そして、その判断基準が、内部準拠(自分の意向)であり、
自分の行動や言動、考えや気持ちに「責任」を持つこと

です。

自分自身に責任を持つと、自ずと気持ちや考えや行動が深まり、
一致してきます。

第一段階の、
方法としては、自分自身の好きなところも嫌いなところも、
受け入れる(受容する)ことから、始まります。
自分を知るということでもあります。

 

他者の「アイデンティティーの確立」をうながすためには、

他者の、考え(認知)、気持ちを、聴いて、
他者が自分の気持ちや考えを持つことができる、環境を作ることが必要です。

そして、その気持ちや考えに、責任を持たせる対応が、望ましいです。
対応することに、引け目または権威や加護を感じていると、
他者の自律が難しくなります。
対応する人自身も自律的モデルであることが望ましいです。

やがて、自分のことを、自分の技量や要領の善し悪しを知って、
自分にあったコトやモノ、
自分を活かせる環境を自ら探し出せるチカラを発揮するために、
自律していく方向で、見守ることが、
他者の「アイデンティティーの確立」に役立ちます。

--

とはいえ、
私自身は、エリク・H・エリクソンの発達段階理論に置き換えると、
成年期_中年期の、アイデンティティーの再構築期にあたります。

青年期の「アイデンティティーの確立」の後も、

家族環境が変わったり、カラダの状態が変化したり、
社会が変わったり、

これまでの、自分で居続けることが難しい状況も、多々出て来る時期でもあり、

もう一度、
自分とは、何者で、どんなことを望んで、どうなりたいのか、
どんな風に、生きていくのか、
自分の「アイデンティティーの再構築」をしている最中です・・。

でへへっ。

 

自分がバラバラになりそうな時は、

10分、時間をとって、
マインドフルネス、するようにしています。

--
秋の夜長と申しますが・・・

自分の内面と向き合ってみるのには、良い季節かもしれません。

どうぞ、ステキな秋をお過ごしください。

夏の空。睡眠と、命

8月も終わりですね。

写真は、8/9 17:09 多摩モノレールからの空です。

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雲の割れ目からは、光が・・!!。

この雲、「涙雨」の映像の雲ににてるかも↓。

涙雨 (黄月家middle Kさんの作品) - YouTube

 

下の写真は、8/6 18:28 立川の空。

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龍と龍?(白狐?)が、meetingな感じに見えまして・・。

---

東京多摩地方は、暑い日が続いています。
こんなときこそ、自己ケア大事さを感じますが、いかがでしょうか?。

--

今回のテーマは、「睡眠」

5・6月あたりに、NHKで「睡眠」がテーマの番組があり、
メンタルや、脳や、カラダに、気になる内容でしたので、
まとめてみたいと思いました。

 

 

脳が稼働すると、「アミロイドβ」というタンパク質が出るのですが、
アミロイドβ」とは、脳の老廃物。
アミロイドβ」は、粒子状の状態ですと、
有酸素運動や生活の中で排出できるしくみですが、排出が追いつかず貯まると、
アルツハイマー病の原因の老人斑という固まりになります。

アミロイドβが、貯まると、頭痛や脳の機能低下、
脳細胞の萎縮に関わる性質が示唆されています。


ラドバウド大学シャーゲン准教授らによる、実験で、
睡眠と徹夜のグループを調査した結果、
10時間後、睡眠組みは、アミロイドβが減っていたのに対して、
徹夜組みは、アミロイドβが増えていたという結果から、

アミロイドβは、「睡眠」中に排出されることがわかり、

さらに、
ワシントン大学医学部神経学デイビット教授らの実験で
睡眠中の動きが少ない、良質な(眠りの深い)睡眠では、
89%以上のアミロイドβが排出し、
睡眠中の動きが多い、睡眠の場合は、
75%以下のアミロイドβの排出量に止まったというデータから、

深い睡眠を充分取ると、アミロイドβが、
ほぼ、排出できることが解って来たとのこと。

睡眠中、脳細胞の間に隙間ができ、その隙間を通って効率的に脳の老廃物を排出する流れの映像データもあった。

では、アルツハイマーやうつの原因となる脳の疲れを解消(排出)するために、
必要な睡眠時間は、どの程度の時間なのか?

NHKスペシャル睡眠負債が危ない」によれば、

成人で、8時間前後
中高生、8時間前後
小学生、9時間程度
幼児、 10時間程度

とのことでした。

NHK睡眠負債チェック調べによれば、
回答者の平均睡眠時間は、5時間58分

現代日本は、睡眠不足の傾向が高いことが解ります。


睡眠不足することで、
・仕事の効率が低下
・意欲の低下
・病気、病欠
・死亡リスク
が増える。

ラント研究所の報告によれば、
日本人の睡眠の短さが、15兆円以上の経済損失を生んでいる、そうです。

ウツや心の不調も、睡眠不足から始まるというデータもあります。

参照:

「ガッテン_  これが世界最先端!“認知症”予防SP」 NHK2017年5月17日放送

これが世界最先端!“認知症”予防SP - NHK ガッテン!

NHKスペシャル睡眠負債が危ない」NHK2017年5月17日放送

睡眠負債が危ない|NHKスペシャル

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実際、これらの番組を見るまでの私の睡眠時間は、
平均6時間ぐらいでしたし、

若かりし頃、
過去CGの仕事をバリバリしていた頃は、平均4時間ぐらいでした。
その頃は、カラダの疲れもとれず、肩こりや腱鞘炎や頭痛など、
体調不調が沢山有りましたし、
脳も常に茶ガラ状態で、ボケボケも多く、
ミスも多く、気分や気持ちも、下げ下げが続いていた頃が長くありました。

睡眠のメカニズムが解ることで、
不調の悪循環の理由の一端も解ることになりました。

--

また、最近では、
良質の睡眠(熟睡)をとることで、
ストレスホルモンが低下し、ストレスホルモンが低下すると、
さらに、血糖値が下がり、血糖値が下がると、
さらに、交感神経が下がる、
ということが解ってきました。

つまり、睡眠の質を高めることで、成人病が改善するという効果があるようです※。
(※ガッテン_最新報告血糖値を下げるデルタパワーの謎_NHK2017.2.22放送)

世界の睡眠時間は1960年(8時間13分)にくらべ、2015(7時間15分)は、
1時間短くなっている。

OECD_2009の調査によれば、
世界の睡眠時間は、
1位)フランス_8時間後半
2位_アメリカ、3位_スペイン
日本は最低レベルとのこと。


NHK睡眠負債チェック調べによれば、
回答者の平均睡眠時間(2017日本)は、5時間58分

現代日本は、睡眠時間が、圧倒的に少ないことがわかります。

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現代日本の現実は、
フランスやアメリカと比べると、
日々、約3時間弱、睡眠時間が短く、結果、命を削っている、と考えると、
胸が痛くなります。

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そんなこんなで、
私の方は、「なるべく、睡眠時間を確保する」を
課題に、ここ3ヶ月ほど、過ごしてみました。

そうすると、やはり、時間は有限なので、
取捨選択の必要性が出てきます。

優先するモノ、自分のとって、本当に必要なこと、
自分の大事なこと、それは何か?

私の場合、ここ3ヶ月で随分変化を感じます。

あることを、手放すのは、やっぱり勇気が要るし、
変化も恐い部分もありますし、
人間関係もそれに応じて変化もありましょう。
距離の出来る人もいる。

だけど、その分、よく考えて、
大事なモノを優先することで、
去って行くモノコトを、執着せず成り行きに任せる。

そこには流れが生まれて、
去って行くモノコトは、私よりももっと、より合うところへ流れてゆける訳です。

願います。
みんなに、コト、モノに、自身の未来を選ぶチカラがあるのだと。


変化はあったものの、
自分は、これまで、随分ムリしていたのだなと感じました。
残ったものだけでも、ちゃんと向き合うだけで、手一杯なのですから。

なんて想いつつ、

今年の盛夏が過ぎていく、季節になりました。

さて、今度は、残ったモノをひとつづつ、カタチに、
気持ちを込めて参ります。

--

「自分にやさしく」ってどんな感じなのか?、

具体的に考えてみたら、やっぱり、自分への声かけかなと、ふと、想いました。

「やさしく」とは、甘やかしでも嘘でもありません。

認知療法の要領です。

自分に対する否定的な認知を変えていくこと同じ手法です。

そのための、意味合いは、
自分を認めてあげること(受容と共感)、なのだろうと想います。

今の自分を、「抱きしめて」あげる言葉を、
かけてあげることなのではないでしょうか。

自分を抱きしめてあげるような言葉、
私は、痛みを抱えている私に
「よくがんばった」と「そんな君は人間らしい」と
伝えてやることにしました・・。

--

今度、みなさんの夏のお話し聴かせて下さい。

 

「いじめ」初期、夏スイカ

うちの庭も夏、スイカが採れました!。

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随分前の話ですが、GWに、国立の親子の陶芸体験に行ってつくりました。

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木のような、一輪挿しのつもり花瓶、(2輪ぐらいは立ちそう、高さ5cm位)

白いの方は、鉢カバー(小さめ)。

子どもの作品は、

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心に優しい作品に感じました。

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今日のテーマは、「排他」つまり、「いじめ」初期

今回は、小学生、中高学年の、グループ化と「排他」衝動にいて、
考えてみました。

 

小学生も、中高学年になると、
なかよしグループをつくったり、
グループに固執したりする傾向が多く見受けられます
そのグループ化による弊害について考察してみます。

エリック・バーン交流分析心理学的では、
7才~11才は10才前後は、比較が分類が出来るようになり、
理論な伝え方が出来る年頃で、この時期に取り込んだ理論は、
人格形成上の、理論的な思考や判断のもととなる
性格を作る基礎的な理論を構築する年齢になります。

たとえばこの時期の、成功体験は成果理論として、
また、弱肉強食や排他的優越などの歪みを理論的に取り込むと、
以後の人生でそれを応用していく人格となる傾向があります。

また、エリク・H・エリクソンによる発達心理学によれば、
6才~12才頃は、生産性(勤勉性) 対 劣等感が課題の時期。

この二つの理論から考察すると、
比較や分類ができる能力を理論的に活かして、
生産性(成果を得る感覚?)を感じられる生活(家庭や学校)や体験を
得ることがが望ましいことになります。
歪みの中で、活動に対応した成果を得れない(感じられない)場合には、
以後の心理性で劣等感が心の軸になってしまう傾向と考えられます。

これからのことから、
知識や頭脳、能力の発達にしたがって、
他者との違いや、個性を、
適切に、客観的に、平等に、偏見に偏らない関係が築かれなかった場合に、
以後の生活の中で、自分を肯定するために、他者否定をする必要が生じ
排他やいじめの傾向を持つことになるのだろうと、考えることができます。


現状の小学・中高学年の子ども達(近頃は大人も)をみていると、
比較や分類できることが、排他に繋がる傾向も感じます。
排他は、他を落とすことで、自分の優越感を得る方法、
劣等感の裏返しです。
実は、自己肯定感が低く、
他者を落とすことで自分の価値を上げるという仕組みです。

その背景には、子ども達が、子どもであることを、
子ども自身であることを、
尊重されていない環境などの現状があるのかもしれません。

他者に認められる基準が、
「自分であること」の他に存在する外部基準が
主体になってしまっているということです。

排他を肯定する理論になる、基準は、
外部準拠(共依存)となり、自ずと自らを縛る結果になり、
生きづらさの基になります。


方向性としては、
比較、分類が出来ことを、
客観的に理論で応用して、生産性に繋げるこことが、叶う環境づくりが、
排他の不快をなくしていく方向性だと感じます。

具体的には、比較分類の対象となる、個性を、生産性に繋げる、
「個性を活かす」「違いを活かす」という方向と考えます。

つまり、「適材適所」の原理の応用で、生産性に繋げる仕組みとなります。

自分が自分らしさを活かして、他人に受け入れられる体験を積み、
また、自分に出来ないことを、他の人の力をお借りて、
劣等感を持たずに、素直に感謝できる仕組みのことです。


自分と他人は、違う。

違う故に、助け合いができる。

助け合いの繋がりのある仕組みです。

 

では、実際、どうしたら良いのだろうか?と、
カウンセリング心理学の理論を応用して考えてみました。

大人になってからの、心の問題の多くは、
子どもの頃に、身についてしまった、
歪んだ「考えグセ・思い込み」の応用(否定的自動思考)が原因となります、
これを心理学用語で「認知の歪み」といいます。


人格形成期の中では、「歪み」のない、
平等で対等な応答や、営み、関係の確保が望ましいことになりますが、
現実は、社会も家庭も学校も、「歪み」が存在します。

「歪み」を抱えた大人達の歪んだ世界が、
子どもの歪みの背景にあることは言うまでもありません。

しかし、不必要なダメージを受けないために、
また、「歪み」を他人に押しつけないために、

1)「歪み」だと理解していることが大事です。
「歪み」とは不平等で偏った考え方や思い込みのことで、
自分に対しても、他人に対しても、関係に苦痛をもたらします。


「歪み」の原因は、「ディスカウント」です。
軽視や見下しによる否定的な感覚を受けた、心の傷(トラウマ)によるものです。
排他も、他者コントロールも、暴力も、無視も、ディスカウントにあたります。
言葉だけでなく、態度もです。
本来、人は年齢や立場や性別、貧富に関わらず、人である尊厳は平等です。
人は人です。

そのことから考えると

みんなが幸せな未来を創るためには、
軽視や見下しという、
2)不平等で心が傷つく、発言や行動をすることは、
「悪意」だということを、認識することが大事と感じました。


3)同時に、個性や違いは、可能性をはらんでいるステキものという認識も、必要になります。

4)その上で、自分を活かす(実現傾向の発揮)ために、
自分を知り、他人を理解しましょう。

5)必要であれば、お互いを尊重出来る方向で調整を試みましょう。

と、私は、カウンセリング心理学理論を踏まえて考えました。


実際に、自分を活かすためには、
本当の自分のコトを知り、伝える必要があり、
他人の話を聴くためには、劣等感を持たない「自己の確立」が必要になり、
調整をするためには、「柔軟な思考」が必要になります。


私も親ですし、
私にも、子供の頃があり、
分類、比較の時期に、痛みの経験もあります。
どこまで、自分や、まわりが、歪みのない世界を実践できているかは・・
相手があることだけに、難しい部分もありますが、
少なくとも、知識があれば、
軽視や見下し、無視などにより、受ける心のダメージを軽減できます。

そして、不快を感じた時は、
「不快」な状況であることを、
相手や周囲や支援者や環境にしっかり伝え返してあげることも、
連鎖を食い止める方法となります。


また、長くなりました。
読んでくださって、ありがとうございます!!。


--
東京多摩地方、曇りや雨の多い日が続いています。

私の方は、やっぱり、なかなか時間の調達が、まだ上手くできませんが、
それなりに、できることを・・やっていこうと・・思う次第です。

みなさま、今の自分を感じることができるような夏を
お過ごしくださいね。