黄月家ギャラリー“光と闇”のetude / junkのページに作品を追加しました。
今回追加した作品は、
ブックバインディング・ルリュール ブックバインディング / 2011頃の作品
鉛筆デッサンと、アクリルデッサンの2011年頃の作品です。
いづれも、武蔵野美術大学(MAU)在学中の課題作品です。
大きさは、B2、かなり大きな作品です。
映像の技術スクールで、1年ほど学び
私は3DCGのデザイナーをしていたのですが、
美術的な基礎をもう少し学びたいと思い、武蔵美に編入学した経緯がありました。
しかし、基礎は、3DCGのお仕事を実践していううちに、
身についていた。と感じます。
自分、CGばかりですが、手描きでどこまで描けるのかなぁと
思いながら描いたのが、この頃です。
デッサンとは、何が観えているか?
に尽きると思うんです。あとは、それを描き込む技術です。
人の眼って面白い。
同じモノを観ているようで、全く受ける印象が違うのは、
人それぞれ観ている部分が違うということなのでしょう。
たとえば、
私を観て、
1)「小さい」とか、「シュートカット髪」「腕組みをしてる」と思う人もいれば、
2)「紫と服が印象的だな」
3)「顔色が悪いな」
4)「肌の張りからみると、○才ぐらいかな?」
5)「眼に何か映っている」
6)「眼鏡は、眼が大きく見えているから、老眼鏡か?」
7)「シャツに体型が映っているな」
8)「後ろからの光でのせいか、優ししくみえるな」
みたいな、細かいところを人は全部見てい訳じゃなくて、
印象で漠然とみていることがほとんどのような気がします。
こうしたことを、客観的に、項目として漏らしてみれば、
デッサンも簡単に描けるようになります。
3DCGでいえば、形はモデリング、質感はテクスチャ設定の項目と同じです。
1)形
2)Color 色
3)Diffuse 素材の光の吸収具合
4)Specularity & Glossiness 反射光と光沢 ガラスや金属は反射率が高く、土は低い
5)Reflection 鏡面反射率 映り込みのこと
6)Transparency & Refracton 透明度と屈折率
7)Translucency 半透明度
8)光の方向と強さ、陰と影
以上1~8項目を観て、描き込めれば、デッサンは上手に描けます。
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人の洞察力って、結局、何を観ているか否かで、
1)や2)にとらわれて、
それ以外のものを、見えるのに観ていない人が、大多数なのでは。
「見えている」と、「観ている」は、意識の差があります。
全ての項目撮られて観ている人って、たぶんすごいんでしょうね。
観ている情報量が多い。
たぶん、それをまとめて処理することを、第六感とかいうのだと思います。
感が鋭い人は、情報量を多く受け取れる人なのだと思います。
プロフェッショナル(極め人)になるためには、感が頼るところが大きいですが、
そういう意味で、感は鈍らせていけませんね。きっと。
客観的に多くの情報を受け取るセンスと、
それを処理(知識と経験に基づいた分析)する能力の両方が必要なのしょう。
職人も、心理カウンセラーも同じですね(笑)。
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私、ここ数年。
「見ザル、聞かザル、言わザル」になれば、
もう少し楽になれるのかなと思っていたのですが、
自分の素質を封じ込めるという結果になっていたと最近気づきました。
私が、見て、聞いて、言っていたことの先に、まだまだ、奥深いものがあって、
見て聞いて、やらねばらいことがあると思えるようになりました。
私は私で、生きましょう。と思い直したところです。
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今日は雨で、少し肌寒いです。
こうして一雨ごとに夏が終わって行くのかもしれません。
みなさま、どうぞ良き9月をお過ごしください。