9月の下旬に、戸隠に行って来ました。念願でした。
日本有数のパワースポットでもおなじみですが、
「岩戸伝説」も有名です。
昔、天照大神が、天の岩屋へこもってしまい、世の中は真っ暗闇になり、いろいろの悪い神々が出て、恐ろしいことや、悲しいことが次々におこった。その岩屋の岩戸を天手力雄命が開けて、天照大神を岩屋から出し、世の中は再び明るくなり、悪い神々は去った。その時投げた、岩戸は宙を飛んで日本の真ん中あたりに落ちた。それが「戸隠山」という伝説です。
戸隠高原からみた、戸隠山。
山の稜線が、まるで、龍の背中のギザギザのようです。
一番最初に行きたかったのは、
戸隠神社の一つ、九頭龍社。奥社と同じ場所にあります。
鳥居をぬけて、随神門ぬけて、400年歴の大木の杉並木を上り、
石段を上って、戸隠山の斜面にあります。
九頭龍社殿。拝殿の正面は、フクロウ。その背後に、ご神体、神山の戸隠山。
戸隠山が、龍そのものなのだろうと、私には思えました。
よく見ると、龍がいらっしゃいました。
こんな感じでした。見下ろす龍。
天を望む龍。
見上げる龍。
戸隠山は、一体が美しい。本当にパワースポットでした。
参道の杉並木。
参道からのぞむ、森。
脇の散策道。
木々
400年の杉
修験?
なぜ、九頭龍様に、詣でることが念願だったかと申しますと、
私の実家のすぐ目の前に、九頭龍様のとっても大きな石碑があって、
それを毎日みて育った訳なんですが、
それの本元のご神体が、戸隠の九頭龍様だったと・・最近知ったのでした。
私の実家は、山梨の甲斐駒ヶ岳の麓の山村で、
伊勢湾大風の時に、川が大反乱して、村を流してしまったらしく、
その暴れる川の水を治めるために、
九頭龍様のお力をお借りしたという所以らしいです。
九頭龍社、山の中だけあって、以外とシンプルな印象でしたが、
その分、戸隠山、自体が、凄いという印象です。
次の日に、戸隠神社の宝光社(ほうこうしゃ)に行きましたら・・・
なんと・・みごとな・・・・
戸隠神社、5社のうち、一番古い社だそうです。
長野から、戸隠高原に向かうと、一番最初にある社になります。
これは、宝光社の手水舎の龍。片角が印象的です。
宝光社の拝殿正面。見事な飾り。
張りの、上に、居ました。見事な龍。
荒々しく、雲の筋を細くなびかせて、荒々しい口元。
だけど、眼の離れたところが少し、優しそうでもあり、
あれ、左側に子龍? 親子の龍?
すごいなぁ。親子の龍?!。凄いなぁ。
これは、阿吽に匹敵する、宇宙観。凄いなぁ。
龍、死と再生を意味する、龍、そのものの、世界観。凄いなぁ。
風情もありますね。
張りの後ろにも龍が、支えてます。
上の、張りの裏側の日本の張り、ほら、龍なんです。
これ、力強くて険しい感じ、雄的な表情に見えます。
拝殿上の正面にも、龍の眼。
こんなところにも、龍。
他の彫り物も、見事ですよ。象も、牙もすごいし。ししも、鳳凰も、
クジャクも、馬の身体をした何だろう?あれ。
とにかく凄い迫力。
御神輿にも、龍。
雲模様も、みごと。こんな彫り、観たことないです。
雲の中の位置することを意味しているのかも。
この細かな雲のすかし彫り、見事すぎる。
こんな張り、組み、すごいでしょ。本当に。
凄いですね。本当に。
宝光社が、一番最初に立てられたという、
女人も詣でることができる入り口の場所。
そこに、象徴された何かがありますね、ここには。
美しく、力強く。でも、天空的で、宇宙的な世界観が、
このお社には凝縮している、そんな感じを受けました。
美しいです。見事です。
戸隠に居たときも、故郷に抱かれているような、
包まれているような、懐かしく、優しい感じがありましたが、
帰って来てから、私の中の何かが、変わって来た気がしています。
ちなみに、
滞在は、タンネさんにお世話になりました。
ご飯は抜群に美味しくて、特に、戸隠野菜を使ったお料理や
山菜使いの見事さ、戸隠のパワーフードを美味しく頂きました。
居心地、とっても良かったです。感謝です。
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もう10月ですね。
少しずつ、夜が肌寒くなって来ましたね。
どうぞ、ステキな秋の日をお過ごしください。