ココロド_黄月家K's weblog

考えすぎ? ココロド_心理カウンセラー_黄月家Kの 思考いろいろ、心理分析、ものづくり、時々庭、時々日記です。

ハロウィン。「心の栄養」ストローク

11月になってしまいました!。

実家(山梨)の父が作って、送ってくれてたバターナッツカボチャ
ハロウィン仕様です。

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バターナッツカボチャの頭の方をスライスして、炒めました。
子どものアイデア!。

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結構おいしそうで、実際においしかったです。
バターナッツカボチャは、あっさりしているので、炒め物にするとおいしいです。

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子どもの図書バック、ダイソーで買ってきたバックに
子どもがアクリル絵の具で、着色しました。

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なかなか、ステキなバックになりました。
裏は、「ひみつの本棚」、子どもとイラレでデザインした本棚の絵を、
アイロンプリントで貼り付けました。

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「ひみつ」が、子どもの中で、ブームらしいです。

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今日のお題は、「心の栄養、ストローク

 

この一年半、カウンセリング心理学を勉強しまして、
一番影響を受けた理論です。

 

ストローク」とは、交流分析(心理学理論)用語です。

「存在認知」の刺激と反応の一単位、という定義です。

「存在認知」とは、あなたがそこにいることを私は知っています、ということで、
肉体的は、水や空気や食物が必要不可欠なように、
精神的に必要不可欠な刺激、であり、
「心の栄養」という意味合いになります。

たとえば、あいさつもストロークだし、様々な表現も、ストロークです。

ストロークには、言語、非言語、身体的ストロークがあり、
さらに、それらは、肯定的、否定的なものがあります。

肯定的ストロークが十分でないときは、
否定的ストロークを受け入れてしまう
たとえ、否定的であっても、無いよりはまし、
飢えているときは、泥水でも飲むのと同じで原理のようです。
子どもが、注目を引くために悪さをするのも、この原理。
でも、否定的なストロークは、体に毒をため込んでしまうことになります。

職業がら、、人に会わず、PCワークばかりしていますと、
ストロークが不足します。
自分で、自分の存在認知をするためには、
オニのように時間を費やして、作品を完成させ、
自分で自分を讃えるしかないけど、その時は、遠いです。

やがて、心が栄養不足で、自分自身が揺らいでくる。
たぶん、そこが、私の感じていた、「メンタルが保てない」
要素だったんだなぁって、思えたり。

密度といいますか、
心の栄養度にも、法則があります。
これは、時間の構造化の理論ですが、
私たち人間は、ストロークを得るために、時間を構造化しているという理論です。

時間の使い方の種類は、
1)引きこもり、
2)儀式
3)社交
4)活動
5)ゲーム
6)親密

もう少し、解説すると、

1)「引きこもり」は、
 自分で自分にストロークを与える状態。たとえば、ほーっとしたり、睡眠したり、趣味をしたり、自己メンテナンス時間。
2)の、「儀式」は、形式的、習慣的な他者とのストローク
 挨拶や、朝礼?、ペットのえさやり?
3)「社交」は、
 形式的なストローク交換。儀式とは違い、場所やタイミングは固定されていない。
 表層の情報交換。様子伺い。未来への行動には結びつかない。
4)活動
 目標や任務などの、具体的成果を得るためのストローク交換の交流
5)ゲーム(交流分析用語のゲーム)
 繰り返し起こる、人間関係のトラブルパターン。
 ストロークの刺激は強いが毒素も強い。
6)親密
 心のふれ合いを目的としたストローク交換、交流。
 立場にとらわれることなく、対等に、本音で、気持ちや感情の話ができる交流。

それで、
6)が、一番、栄養価が高く、以下、5)4)3)2)の順、
1)が一番栄養価が低いとされます。

PC作業が全ての私が心の栄養不足に陥っていた構造が見えてきました。
PC作業は、活動ではあるけど、時間的には、作業なので交流のある4)活動というよりは、1)の引きこもり。
時間を費やす割に、得られる栄養素は薄い。

あとは、自己認知の質にも、いろいろありそうです。
他者の作品をつくっても、
自分の存在認知度を実感できないから、更に、時間の割に、栄養価が低いので、
私は、自分を出せる、作品を好む傾向があるのかもしれません。
同じ時間を費やすなら、自己認知度の高い、
栄養価の高い方を選んできたのかもしれません。

そう考えると、私自身
いろいろ割り切れたり、選ぶモノも変わって来た気がします。

そんな感じで、この1年半で、根底で影響を受けた理論が
交流分析の「ストロークの理論」でした。

もっと言えば、ストローク経済の仕組みがあります。

ストロークをコントロールして、
人の心をコントロールしようと、する人もいます。
「飴と鞭?」、肯定的ストロークと否定的ストロークの使い分け?
でも、これ、大抵、信用できない人を作ってしまいます。
否定的ストロークをため込むと、毒をためることにもなります。

ストロークは、貯金できるとのこと。貯めることができるのです。

しかも、与えても与えてもなくなることはありません。
本来、ケチる必要が無いものなんです。
なのに、ケチるのは、心に何からしら抱えているということになりますね。

エリック・バーン交流分析の提言者)が言うには、
1)他者に与えられるストロークは惜しみなく与えましょう
2)自分のほしいストロークは、素直に欲しいと伝えましょう。
3)欲しいストロークが来たら、喜んで受け取りましょう。
4)欲しくないストロークが来たら、拒否(NOといえる)できる自分になりましょう。
5)自分自身にもストロークを与えましょう。

でした。
みんながこうできたら、いいのにな。

少し前の私は、他人には与えるものの、
欲しいと言えず、受け取れず、NOも言えなかったかもしれません。
自分にストロークを与えることも、なかなか出来ませんでした。
これでは、心の栄養が不足するのは、
当然でした(苦笑)。
意図的ではないけれど、
クセ的に、ストロークの授受を制御していたことに気づきます。

最近、頑張っていることは、
極力、気持ちの話をしようと・・。
つまり、6)親密 な交流をこころがけようと。

結局、親密な交流をすると逃げていく人というのは、
人の心や状態に右往左往したり、
いろいろ深く影響されてしまうのが嫌だったり、と
自他の境界がはっきりしていのも、
ストロークをコントロールする人も、立場や、上下で、仮面を作るのも、
上下や、善し悪しの概念で、人を批判する人も、
価値を、人と比べることで定義する、共依存傾向の強い人なので、
そういう人は、心の話を嫌う傾向があります(笑)。

逆に、気持ちや本音を話しあえる人は、
自分の価値観がしっかりあって、他人の価値観と区別できて、
他者も自分も、それぞれだと認めあえる部分を持っている人なんです。

解りやすく言うと、
アイデンティティーの確立された人。
根底に自己肯定感を持っている人。

そんなこんなで、
心の栄養を、意識しているこの頃です。

交流分析」関連の本が参考になります。

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みなさま、どうぞ、心の栄養を、楽しんでください!。