ココロド_黄月家K's weblog

考えすぎ? ココロド_心理カウンセラー_黄月家Kの 思考いろいろ、心理分析、ものづくり、時々庭、時々日記です。

「トラウマ」の何が、何?

うちの庭のクロッカス、今年も咲いてくれました。キレイです。

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スノードロップも、寒さに負けず、

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クリスマスローズも、寒空に、大輪です。

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 変わりなく、咲いてくれること、
特にお世話してないのにもかかわらず・・・
ありがとう!。勝手に、癒やされます。

 昨年はこんな感じでした↓。

kizuki-ya-k.hatenablog.com

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今日のお題は「トラウマ」

 

「トラウマ」の何が何って・・

「トラウマ」とは、心的外傷、つまり、心のキズのことです。

 

トラウマの何が厄介かと言うと、
トラウマ(傷ついた経験)によって、禁止令(幼児決断)や、
否定的自動思考(認知の歪み)を生み出し、

その後の思考や気持ちや行動に、制限をかけてしまうことだと、
感じます。

 

禁止令についてのweb上の情報はいくつか見つけました。ご参照ください。

脚本分析(人生脚本)とは|無意識に繰り返される人生のパターン - 心理カウンセラーの種

「~~するな」という思い込み 禁止令について | カウンセリング 大阪の心理オフィスステラ

TA再決断療法とは?

否定的自動思考 認知の歪みについてのweb

認知の歪みの定義10パターン ~ 思考のマチガイを見つけるツール | Fernwelt

認知行動療法で自分の考え方のクセを知ると、心がラクになった - 30代女性が過労でうつ病になってから復職するまでの記録

 

 

人間が、実現傾向に応じて、
「自分らしさ」を認知し、受け止め、
「自分らしさ」を活かしながら成長しつづけるという、
本来の人間の傾向を、制限・抑制してしまうのは、
この、トラウマによる「自分らしさ」の抑制である場合が多いです。

「自分らしさ」を抑制すると、ストレスが生じるという構図から、
トラウマを抱え続け、自らに制限や抑制をしていると、
ストレスが増すという仕組みです。

「自分らしさ」とは、自己の得意不得意や、好み、快不快、性格・思考傾向や、潜在的なものや、成長段階や、先天的なモノ、後天的なもの、身体的なもの、内部的なもの、
いろんなものを含んでいるその人の特性、「あるがままの今の自分」です。

自分の価値観にとって、
肯定的な内容もあれば、
否定的な内容もあるかもしれません。


たとえば、
私の今の、「自分らしさ」で思うと、
やっぱり、「創ること」が好き、「自由」が好き、冒険好き、ドラマテレビ好き、理論好き、外面より内面好き、太陽よりも月が好き、歳や性別、体つき、体力、経験値、など・・
これが自分、と思う訳ですが、
この「自分らしさ」を、抑制することは、結構ストレスです。

たとえば、私にとってストレスフルな状況は、
拘束的な場面、ルーチン的な作業、外面だけの世界、
という感じです。

必要に応じて、一過的にストレスフルな状況に関わることもします、
しかし、成果も結果もないストレスフルな状況が継続するのは、
やっぱり、ストレスフル!フル!です。

 

「自分らしさ」を制限し続けると、おそらく、
心身症や病理に近づく傾向となることが多いです。

だから、
出来るだけ、自分の好きな方(心地よい方)を選ぶ、ように、
自分にあうものやことを選ぶように、
生活していくことが、「自分らしさ」を活かして成長する
選択の目安になるという訳です。

 

その、「自分らしさ」の抑制になってしまう、
トラウマで生じた、思い込み(禁止令や、認知の歪み)は、
恐怖心が、拭えない状態では、繰り返し、強化されてしまう傾向もあります。

 

歳を重ねていくと、頑固で頭が硬くなるという、傾向もありますが、
それは、禁止令や認知の歪みなどの、経験を
繰り返し、強化した状態のようにも感じます。

TC(交流分析エゴグラムでいう、
CP(Critical Paren)の高い状態と言えます。

「生きやすく」なるためには、その「自分らしさ」の制限になっている、
「否定的な思い込み」を、外していくことが、的確ですが、
恐怖心や防衛心がある状態ではなかなか、
「否定的な思い込み」に気づくことすら難しいのが、現状です。


人の、好き、苦手も、実は結構、自分の選択肢を左右します。

おそらく、人は人によって成長し、人によって傷つくからだと私は思います。

 

私の場合は、
人のコトを苦手と思うと、世界が狭まりそうなので、
「苦手」と思わないようにしようと、ムリに、自分に言い聞かせてきたのですが、
やっぱり「苦手」には、理由がありました。

トラウマが生じるパターンの人間関係を、
私の無意識は、既に、「苦手」と感じていたのです。

「苦手」なパターンに当てはまる場合は、
十中八句トラウマを強化するタイプの人間関係の場合です。


カウンセリング心理学の、
「近づかない」「距離を取る」という対応も役に立ちます。

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私の中でのことですが、

以前、コミュニティーでご一緒した人の言葉の意味が、
今も解らず、時々、頭をよぎることがあります。
その言葉の意味が知りたいので、
自分の感覚とは、逆だった、あの人の言葉を確かめるために、
「苦手」に近づく、ということを、
しばらく繰り返していた自分に気が付きました。

しかし、やっぱり、「苦手」に近づいても、
結果は、毎回、後味の悪さだけが重なります。

 

やっと、自分なり答えがでました。

 

あの人の言葉の意味は、理解出来ないままだけど、
あの人の言葉を、いつまでも気にしている(囚われている)自分に気づきました。

結果的に、あの人が、あの時、どう思ったかは、
あの人の問題で、私の課題ではなかったのではないかと・・。

必要以上に、自分との関わりを感じていた
(自己関連づけ=認知の歪み)のかもしれないと

 

あの人が、たまたまあの時、私とは違うことを思った言葉は、
私にはそんなに大事な意味がなかったのかもしれいと。

 

そう思うと、

私の中で、あの人を、過大視(気にしすぎ)していたのかもしれないと。


そう思うと、
もう、その言葉に囚われる必要性のなく、
自分の感覚を信じれば、良いのだと、思えるようになります。

 

そう思うと、
私は自分の選択に、自信がなかったから、
あの人の言葉の意味を探りたかったのではないかと思えて来ます。

 

さぁ、
自分に自信を持って・・「自分らしさ」を自分で選んで進もう!
と、今日、改めて私は思いました。

 

トラウマってほどの出来事ではなかったけれど・。
あの頃の私からの、卒業なのかもしれません。

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「防衛」は、必要な時は必要。

人間だもの。


心のキズが、小さくなるなら、防衛の時間も大事、意味がある。

継続し続けると、逆効果ですけどね。

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寒い冬も、緩んできますかね?

どうぞ、みなさん、自分と会話する時間を大切に!。