ココロド_黄月家K's weblog

考えすぎ? ココロド_心理カウンセラー_黄月家Kの 思考いろいろ、ものづくり、カウンセリング心理学、時々庭、時々日記です。

お世話タイプの「共依存」と「繰りかえす 負のループ」

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田無神社、手水舎の あじさいと龍

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田無神社 てるてる短冊

最近は、私個人的に、非接触リモートワークが定着しており、
私個人的には、リモートワークの利点を感じております。

食料の買い出し以外に、外出することもなく、
気が付けば、足も細り(笑)・・・頭だけが、たんたんと作業をこなす毎日ですが、先日、久々に、田無神社に行きました。

手水舎の、浮かぶあじさいに囲まれている白龍をみて、
七色の雲海の中の龍を想像するのは、私だけでしょうか(笑)。

気が付かぬうちに、季節はもう・・・梅雨?

てるてる短冊が、梅雨と七夕という、微妙な季節を
私に教えてくれます!!

ネガヰゴト
「みんなが 自分らしさを 活かせる世界になあれ!」

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さて、今日のお題は、共依存と繰りかえす「負のループ」

 

発達心理学によれば、

概ね 20~30才ぐらいに、
内面(心理)の発達が 自己アイデンティティの確立/自律
という課題の達成時期を迎えます。
(実際には、年齢や度合いは個人差があり、人それぞれ)

その時期を、境に 「成人」期ととらえることができます。


本来は、「成人」とは、
カラダや年齢のみならず「内面」の成熟の要素もあるわけです。

もちろん、未熟な段階で生まれる人間の特性から、
人間は誰もが、依存する段階を経て、
成長する過程を通ります。
依存段階(養育期)に、程良く依存すること、依存できることは、
依存と自律のバランスの成長において、
必要不可欠なことでもあります。

 

その、
依存段階(養育期)に、どのような環境に置かれるか、
どのような行動範例と過ごすかで、
多かれ少なかれ、
対人との依存傾向に、2つのタイプ(傾向)を持ちます。

 

大抵は
「お世話役」タイプか、
「お世話され役、かまってちゃん」タイプ

状況によって、入れ替えもありますので、
絶対値ではないです。

 

私自身は、
両方の傾向を持っている、
少数派です(笑)。

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成人期においても、

内面(心理)の発達が
自己アイデンティティの確立/自律にいたっていない状態の場合は、
自分の存在を認知するために、

外部に依存する傾向があります。

 

外部が、
「仕事」なら仕事依存、
「酒」なら、アルコール依存
「薬」なら、薬依存
依存の対象は、モノから、行為、いろいろあります。
成人の他人依存も依存の一種です。

 

健常者は、生活に支障のない程度に、
依存傾向を適度に活用して、
自分自身を活性化していることも多いです。

 

生活に支障のない部分を
性格傾向として「依存傾向」といい、
生活や人間関係に支障がある状態を「依存・依存症」といい、
分けて考えると有用と害の境目が見えてきます。

「お世話役」タイプか、
「お世話され役、かまってちゃん」タイプの、
デメリットだけを、述べたい訳ではなく、
度合いの境界を示しつつ、
この先を書きたいと思います。

 

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人との関わりで、

依存のうち、「人」への依存するタイプの、「お世話役」の方を、
共依存」と言います。

共依存」は、
親子や、恋愛や、夫婦、組織、なのど関係でも、よく見られます。

 

「お世話役」と「お世話され役」の組み合わせのカプセル化が生じる場合は、
共依存関係です。

 

共依存」者は、
情報を遮断するか、恩を着せるか、恐怖を与えて
相手を支配コントロールする手法が行われる状態を、作り出します。

 

共依存傾向が強く、生活に支障がある度合いは、
カウンセリング心理の分野では、「共依存症」と言います。

 

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共依存症」の特徴(障害・症状)を列記します。

・自己評価が低く、自己消耗する。
・自分と他人の境界が曖昧で、介入しやすく、されやすい。
・主語は「私は」と言わず、「普通は」「みんな」「一般的に」という。
・自分の状態の現実検討が難しい
 (自身の身体の不具合や、自身の気持ちがわからない)。
・「気持ち」や「要望」などの、自己表現が難しい。
・否定的な条件呈示で、他人をコントロールする。
・自己消耗の末、怒りを貯めやすく、恨みを募らせる。
・自由や対等な関係に対応できず、外界との接触を遮断する。
・怒りや恨みを回避するために、他の依存症を誘発する
・(個が確立していないので)立場や役割に頼らない対等な本音のやり取りができない。

 

共依存」は、
アダオルトチルドレンや、インナナーチャイルド理論から派生した言葉です。

 

本来の養育期に、
親などの養育者の心のケア(お世話や要望に応えるなど)を
せざるを得なかった環境にいた場合、
共依存」傾向が見られます。

 

発達心理学でいえば、
2、3才頃の「自律」vs「罪悪感」の課題期に、
排泄や自己主張などトライアルで、
失敗やそそうという あたりまえのことを、
責められることで、
「自律」ではなく、「罪悪感」を獲得し、

10才以降の、理論的思考が発達する時期に、
理論的な思考に、接する機会が少なかったり、

理不尽(理論的なでない)や不合理な権力下の環境下にいた場合、
構築的な行動と 成功体験の関連した体験が 得られない場合、
などの、背景を察することができます。

 

私の個人的な見解ですが、

共依存」傾向の強い方は、

理論的な思考が苦手。

区別が大ざっぱで、2極思考の場合が多い。
具体的な事象や、個別の事象を分けて考えることが苦手。

「みんな」とか、「世間」とか、「一般的」にという、大きなくくりで、
思考するために、
モノゴトの違いや 精度や、度合いや、
別の視野からの理解が苦手なように感じます。

言語(言葉でのやりとり、会話など)の中で、
回復・成長するのが、難しいと言われる所以は、
言語理解の精度が大ざっぱなところに所以すると理解できます。

ですので、「共依存」傾向の強い方には、
「行動療法」が向いていると言われています。

 

しかし、「お世話役」傾向なので、
自分のことを、未成熟という自覚はおろか、

自分はしっかりしている。
自分は大丈夫と思い込んでいるところが、

自分理解や、自己成長や、
現実検討を更に難しくしていると、
感じます。

 

失礼ながら、
「厄介」と、毎回、感じてしまいます。

 

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TA(交流分析)の構造分析(パーソナリティー分析)に
置き換えると、
NP(ナチュラルペアレント)お世話や優しさが高く、
A(アダルト)理論的思考や判断力が低く
FC(フリーチャイルド)持って生まれた素質や無邪気さも低く、
AC(アダプテッドチャイルド)従順な部分が高い
N型のパーソナリティーに該当します。

N型の方は、心身症傾向型とも言われます。
自己犠牲(献身的)で、自己調整が苦手ですから。

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今回「共依存」について、
あらためて気づいたのは、

共依存」と、否定的自動思考のなどの、「負のループ」の

関連を感じました。

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共依存」の人は、
お世話役になるために、
ダメな人や、弱い人を見つけるのが得意です。

つまり、「ダメ(not Ok や 否定的な部分)」を見つけるのが得意。

つまり、「ダメ」を 探す習性がある。

と改めて気づきました。

 

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人の良いところは見ません。
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良いところを見つけてしまうと、
自分がお世話役になる意味がなくなる。
自分は、不必要な人間だと、無意識が感じてしまうからです。

逆を言えば、
自分で自分を認めることができないために、
「必要とされたい」と思い、
他人に必要とされるこでしか、
自分の価値を認めることができないので、
「ダメな相方」が必要になるわけです。

 

とにかく欠点をみつけることが得意です。
欠点しか見ないので、一緒にいても疲れます。

共依存」傾向の強い方との距離感は、
本当に難しいです。

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共依存症の方と関わる時は、

私とあなたは、違って良いと言い続けること。


適度な距離感を主張すること。

 

否定的な要素が攻撃にかわったら、

ためらわず、距離をとる(逃げる)。


ミイラ取りがミイラにならないよう、
自分を守ることを
心がけなければなりません。

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負と正のループ

自分の原動力になる、
気持ちや動機には、

大きくわけて、2種類に分かれます。

①回避(防衛)型の気持ち・外的動機

②好奇心・向上心型の気持ち、内的動機

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「負のループ」と「正のループ」

①の、回避・防衛型(外的動機)での努力する場合は、
ダメ(原因)を見つけることで、誰かや何かを否定することが、
結論になる、否定形・非建設的な思考・行動パターンです。

結果的に、自分も誰かもダメという結論になりますので、
努力は、報われないパターンです。

②の、好奇心・向上心型(内的動機)での努力や行動は、
たとえ失敗や原因があったとしても、
そこから学習して、
目的にむかって、できることを見つけていき、
行動できる建設的な動機・思考・行動パターンです。

少しづつ行動することで、体験を通して、
成長や、発達、繋がりも広がり、相乗的な効果のパターンです。

 

そして、原動力が「怒り」の場合の行動も、
負のパターンの場合があります。
目的が、建設的なループにならずに、
後始末が付いて来るからです。

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①の負のループは、
「ダメ(not OK」を見つけるベクトルが固定している場合です。

②の正のループは、
「良い(OK)」を見つけようとするベクトルです。

 

正のループ(好奇心・向上心型(内的動機))へ、
マインドチェンジすることができれば、
行動も生活も人間関係も循環していくことが可能になります。

 

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そう考えると、

理屈より、マインドチェンジの方向へ、
行動をうつして行く方が、
良いのだろうと、思うわけですが・・。

「ダメ(not OK」を見つけることが、
何よりも好きな「共依存症さん」の習性から、
「良い(OK)」を見つける体験に、
すんなり移行が むずかしいのも、
もどかしいところでもあります。

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気持ちも、人間関係も・・季節と共に、
循環することを願っております。

自分でいて良い と思う、
時間と、人間関係を持ちたいものです。。