ココロド_黄月家K's weblog

考えすぎ? ココロド_心理カウンセラー_黄月家Kの 思考いろいろ、心理分析、ものづくり、時々庭、時々日記です。

「自分探し」と「アイデンティティークライシス」

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ゼフィランサス たますだれ の花

うちの庭の花も、すっかりお彼岸です。
ゼフィランサス たますだれ は、彼岸花科のお花。つぼみはピンクなのに、花は白、
なかなか可愛いお花です!。

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今日のテーマは、

「自分探し」と「アイデンティティークライシス」


成人期でも、「アイデンティティークライシス」
ってあります。

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ちょっと前に、

 

アイデンティティークライシス」という言葉がよく使われました。

 

これまでの、自分の価値感が崩れる段階、崩壊する段階のことですが、

変化する前段階です。

 

つまり、「自分の殻」をやぶる時に、
アイデンティティークライシス」という過程があります。

もちろん、
自分や、自分を取り巻く環境に 不快や 不自由がないのなら、
変化も必要ありません。

しかし、
なにがしかの、違和感や、「辛さ」があるのなら、
多かれ少なかれ、建設的な変化をもとめることは、人間として正常で健常だと思います。


これは、思春期に限らず、成人期でも、同じです。


成人期でも、

変化する環境、
変化する社会、
変化する家族構成、
変化する自分の身体、

これまでの、自分のままでは、上手くいかないことも多いので、
柔軟に「変化」する必要性は、年齢に限らず、生じます。

(かといって、これまでの自分を否定する必要もないです。)

成人期でも、
思考が凝り固まってしまったとき、

アイデンティティークライシス」という、
ショック状態を経過することもあると思います。


しかし、成人期は、
経済的自律と、親からの抑圧(支配)から自由な頻度が高いので、
思春期の「アイデンティティークライシス」よりは、
自他共に、ショック度は、いささか、楽なのではないかと思います。

(ただし、思考の硬さ(偏り・歪み)によっては、
ショックの度合いに差があるとも言えます。)

 

成人期の「アイデンティティークライシス」が、
大きなショックを伴う場合は、

思考の硬さ(自分の殻)が、
凝り固まっている状態の場合です。

大抵の場合は、「否定的自動思考(認知の歪み)」を生じています。
「否定的自動思考(認知の歪み)」について、
詳しくは、過去のweblogを参照ください↓。

 

kizuki-ya-k.hatenablog.com

思考が凝り固まる原因は「防衛心」です。

人間は、「防衛」が先に立つと、瞳が曇ります。
防衛心は、批判・批評に偏ります。


しかし、「防衛」は必要です。

「防衛」は、一時的に必要ですが、
固着すると、いろいろなものを、見失っていることにしすら気が付かないという
やっかいな状態に陥っていることが多いです。

まさか・・自分が・・・。

大人になればなるほど、自分が正しいと思いがちですし、
「とらわれ」も多くなってしまいます。

必死な時ほど、
いつの間にか、「自分を見失っている」ことも、
少なくないです。

見失っているなら、見つけたらいいのです。

「自分探し」

成人期だって、
成人期だからこそ、毎日に埋もれそうな・・自分を、
しっかり、「探し出して」やってください。


自分自身を置き去りにしないで!!!。


「過去と他人は変えられない、変えるなら自分を変えてゆく」
交流分析エリック・バーンの言葉)


自分が変われば、自分の周りや、環境も変わっていきます。

(他人コントロールは、新たな依存症の原因になります)

他人の影響をうけやすい方は、
「人間関係」を変えれば、自分や、モノゴトの捉え方も変わってきます。

人間関係(交流)を変えることも、
一つの方法です。


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「自分」を見失った大人へ


自分の殻を破るのは、

あなたが 未熟だからではなくて、
あなたが 、未来のあなたのために、
身軽になることが 必要な時期だからです。

これまでとは違う価値観と 出会うことは、
これまでの自分を 否定することではありません。

これまでの、あなたがあったから、
この出会いがあるのだから。

新しい価値感が、違うと感じた時は、
いつでも、自分でいられる選択を しなおせばいいのです。
だって、あなたには、選択するチカラがあるのですから。

価値感が、変わることは、勇敢なことです。
人間は、変化をこのまない習性(バイアス)があるから、
変化を防衛してしまうのも、また人間だからです。


だけれども、
必要な時に、必要な変化ができるのも、
人間の柔軟性です。

恐れに支配された時、
人は「自分を見失う」傾向があります。


変わって行く社会の中で

変わることも、変わらないことも、
あなたが勇敢に選択するのなら、
それは、あなたらしさです。


ご自分を信じて下さい。

ご自分の選択を信じて下さい。

間違ったら、すぐ、引き返せば良いじゃありませんか・・。

少しずつ、生まれ変われる自分がいると、
自分を育てるかいもありますね(笑)。

 

私は、そんな あなたが 大好きです!。

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