ココロド_黄月家K's weblog

考えすぎ? ココロド_心理カウンセラー_黄月家Kの 思考いろいろ、心理分析、ものづくり、時々庭、時々日記です。

「頑固・意固地」の性格についてと、権威主義?

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田無神社の手水舎

田無神社の手水舎、キレイです。先日お参りしてきました。

「みんなが、心豊かに生きることができますように!」

 

今日は、3.11でもあります。

今、紛争や、情勢や、災害によって、苦しんでいらっしゃる方に、
心より、お見舞い申し上げます。

 

ロシアと ウクライナの 惨事に、心が痛みます。

私自身の非力さを痛感しますが、
眼をそむけることなく、自由な心で、痛みと共にありたいと思っています。

 

今の日本は、威力主義とは違い、精神の自由の国です。

そして、

「精神」や「心」は、場所や制限を超える事ができる、可能性の存在です。


「本当の自由」とは、痛みを抱えた成熟過程なのかもしれません。

 

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今日のお題は「頑固・意固地」に性格について、と、権威主義

 

頑固・意固地 とは、

自分を変えられない、柔軟性に欠けた性格傾向です。

理論や・思考が、「思い込み」に、汚染された状態です。

実際には、自分は理論を述べているつもりでも、
客観的な現実検討がむずかしく、観察力も発揮できていない状態で、
自分のことすら、客観的に吟味することが難しい状態に陥っているといえます。


交流分析の、(性格)構造分析によれば、(CP・NP)が優位で、
A(考えるチカラ)が未発達な状態です。

構造分析についての詳細は、過去のブログ「地雷女!・」の中盤を参照下さい。

kizuki-ya-k.hatenablog.com

「頑固・意固地」の状態は、
実際には、根底(無意識)の、「防衛心」により、
現実の受容や、把握、検討を、回避している状態で、

「思考を停止」している脳、の、状態です。

現実検討をしないで、
「思考しているつもり」の、理論を繰り返し、
結果的に、現実に沿わない偏ったモノの見方(防衛機制)なので、

他者からは、「でっち上げ」のような、説得力に欠ける論理を、
「繰り返し」ます。

この観察や吟味によらない、繰り返しを「自動思考」といいます。

「自動」とは、オートマティックな状態です。


「自動思考」の人の、「考え」や「行動」は、
なかなか止めることが難しいものでもあります。


防衛心(防衛機制)が基盤になるので、
「自動思考」は概ね、「否定的」で、人間関係の障害になるなることが多いです。


「否定的自動思考」は、「否定的」「繰り返し」パターン、で見抜くことができます。

「否定的自動思考」は、人間関係の障害にとどまらず、うつの原因の一つになります。

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そもそも、権威主義の国家や、集団は、社会、コミュニティーの、

権威による統制下では、公平な観察や、情報収集が、困難なので、
合理的な思考を学ぶことや、経験することが難しいため、

権威主義の国家内、集団内、コミュニティー内では、

合理的で建設的な思考(現実把握・リサーチ吟味)を経験する、
人間が育ちにくい環境にあります。


その結果、権威主義の国家内、集団内の、人間は、
合理的な思考(自分自身で考えるチカラ)が、
未発達の状態(環境)傾向と考える事ができます。


権威主義の国家や、集団にとっては、

合理的な思考(自分自身で考えるチカラ)が無い(未発達な)人員の方が、
統制がしやすく、権威的には、都合が良いので、

権威主義下では、合理的で建設的な思考ができない集団や、国家が
成立してしまうわけです。


権威主義の国家内、集団内が、
否定や、排除を繰り返す、「空洞的な脳」集団と化す仕組みです。


自他の構えは、

自分OK,他人not OKの、第三段階の、自己中排他的な、トラブルの多い
を、繰り返し強化していく、構えでがうかがえます。

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余談ですが、

今の、ロシアの主張は、
批判的(CP)と、世話的(NP)で、客観性も主体性もなく、
他人(他国)のせいにする表現で、終始、客観性を湾曲している言い回しを感じます。

客観性(A)が、未発達で、
気持ち(C)が、欠けている、状態のように、見受けます。

心理分析すると、「他人依存」や「共依存」による、
権威や脅しという、「否定的、他者コントロール」と、見立てることができます。

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もちろん、世界も、日本も、かつてそのような時代を超えて、
個々人の、知識や思考力を、幅広く底上げすることで、

権威主義が、不毛で、無謀で、非建設的な結果を生むことを理解し、
痛みや反省という過程を経て、建設的な協力を調整するという方向に
変化して来た訳です。

権威や脅しで、他国を無下にコントロールしようとする国や集団が残っていることは、

いまだ、世界には、現実把握の知識や思考力を学べない国(集団)も残っている現実なのだと思います。

 

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頑固や、意固地は、

「否定的自動思考」パターンに陥っている状態と言えます。

「否定的」の根底には、防衛心(防衛機制)があり、
現実把握能力や、建設的思考力の低下、あるいは、未発達があります。

最近では、世界は、昔より、変化のスピードが速いから、
昔ながらのやり方や常識では、変化に対応できません。

昔よりも、観察や吟味が必要になっている訳です。

頑固や、意固地が、権威主義で集団を形成するなら、

「空洞的な脳」集団に成ってしまう訳です。


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「頑固・意固地」への対応策は、

まず、(否定的ではなく)建設的な目標で、リサーチし吟味するチカラが必要です。

次に、自身の動機が「防衛」であることを、
自覚する、自己客観性を持てる人間関係を構築することです。

自分のことを、客観的に観ることは、
他人のことを観察する以上に、
高度な認識・認知力でもあり、多少の訓練が必要になります。

「防衛心」無意識にある方は、自分自身を、客観的に観察できにくい傾向がありますから。

心理師やカウンセラーなのど、心理専門家が役にたちます。


もし、「頑固・意固地」な人に巻き込まれそうになったら・・・

日常なら、「否定的」「繰り返し」「空洞的な脳」を意識して、行動を予測して、
距離をとり、巻き込まれないようにするのが、ベストです。

もし関わるのなら、
客観的に考えるチカラや、自己洞察の 発達を即す、関わりが方が必要になります。

心理療法で言うと、「認知再構成法」や、「認知行動療法」がそれにあたります。


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侵略や、武力になっている、今、何ができるか・・・。

その集団の中で、自己洞察環境をつくるという方法が必要だと、私は思います。

建設的な思考(可能性と希望)を、
いつでも、どこでも、届けることを、続けたいと、
今の私にできることの一つと思ったりしました。


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自己分析が、成長のカギになります。

 

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否定的自動思考についての、過去のブログ

kizuki-ya-k.hatenablog.com

防衛機制についての過去のブログ

kizuki-ya-k.hatenablog.com

人生の構えについての過去のブログ

kizuki-ya-k.hatenablog.com