ココロド_黄月家K's weblog

考えすぎ? ココロド_心理カウンセラー_黄月家Kの 思考いろいろ、心理分析、ものづくり、時々庭、時々日記です。

「奇跡のカケラ」イメージビデオ 「涙雨」

何を隠そう(かくしてませんが)、私はギターリストの西川進さんのファンですが、

西川 進 さん、最新アルバム「奇跡のカケラ」のイメージビデオ応募作品
本日公開になりました。

私の作った映像です。↓


涙雨 (黄月家middle Kさんの作品) - YouTube

西川さんの「奇跡のカケラ」の最後の曲で、ちょっと哀しげで切ない曲です。
西川進さんの独特で強烈に心象に響くすごい曲で、
映像が作れるなんて、私にとってはとても幸せなことでした。
人間は視覚より聴覚の方が感覚の優先順位が高い生き物なので、
映像を左右してしまうのはやっぱり音、音楽がものすごく大事です。
西川進さんの曲を使わせて頂ける機会をくださり、西川さんに感謝です。

この曲、ズキューンと私の心に浸透してきまして、世界観が現れました。
最初にイメージしたのは、地平線、流れる雲、そして、かかし。
かかしは、奇跡のカケラの西川進さんをモチーフにしています。

「乾いて荒れ果てた大地に、かかしの涙が奇跡を呼ぶ」
というストーリー仕立てになっています。

水道管は、存在に疑問を持つ方もいると思いますが、
西川さんの(ギター)プレイグッズでもありますが、
壊れた水道管は、水が涸れたという意味付にもなっています。

骨とかは、制作時間が足りなかったので、2Dで描いていますが、
かかしなど、動くものは、3Dで作成しています。
制作期間は1ヶ月半ですが、別件と平行作業だったので、もう少し時間あったら・・・と。
--追記(10/02)
構成(コンテ)、諸々テスト、キャラデザ、モデリング、セットアップ、ライティング、BG、などなど、
結局、画が動き出したのは、締め切り1週間前でした。
(3Dは絵が動き出すまでが長いので・・。)
サビは、やっぱりメインテーマである雨を印象的に作りたかったので、
一番最初に作ったのは、サビの部分の地平線の雲が迫り来る空。
Light WaveのskyTracer2で作画してます。
原画の映像だと、かなり迫力あって、キレイな画面がつくれました。
web圧縮でもキレイに見えるような絵作りが次回の課題になりました。
FX系は、テストで綺麗な動きが出なかったので、1カ所以外は
全て手付けの動きになりました。
実は激しい雨のシーンでも、遠目に、かかしのタイが風に揺れていたりします。
もっといろんな所を動かして情緒的にしたかったぁ・・。
世界観は、さびのところまでは、画面、彩度のないうつうつとした世界観で、
涙で彩度がはっきりして、風がなどお動きが出て来るという感じで、
世界観の変化をつくっています。
締め切りギリギリまで作業していたので、細かいミスが・・数カ所あります。
何カ所か見つかりましたか(笑)?(追記終了)

曲は、ショートバーションになっていますので、
アルバムの「涙雨」も是非、拝聴していください。

他の方の作品はこちら↓です。

西川進 4th Album「奇跡のカケラ」イメージビデオ応募作品

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10月になりました。
もう、衣替えの季節ですね。今日は半袖で過ごしましたが・・。

仕事が昨日で一段落しまして、
勢いが無くなって、少し、調子が狂う感じもありますが、
今月は、念願の整理整頓をテーマしてがんばります。

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みなさまどうぞ、良き秋の夜長を楽しんでください。

 

レアな曲、「月の沙漠」の絵

外は激しい雨が降っています。東京も梅雨入りしましたね。
今年はエルニーニョとなりそうとのこと、梅雨も長引くようですね。
それなりに、6月を参りましょう。

最近は、多忙で、疲れ抜けなくて・・疲れ気味でしたが、
元気です。今年は花粉系のアレルギーが全然治まらなくて、
マスクが欠かせないのですが、梅雨になったので楽になるといいなぁと思ってます。

さて、しばらくぶりですが、クリエイティブディレクションさせていただきました
「日本の童謡」CD、私のお気に入りの絵「月の沙漠」です。

この曲は他の童謡と違って著作使用料が高いのです。
今回は、他の曲の6倍の著作権使用料をコロンビアに支払い、更にJASRACに作詞の使用料の支払が別途支払っています。
つまり、「月の沙漠」は1曲で他の曲の7倍の著作権使用料がかかるという訳です。手頃な定価設定の場合、採算性を考えると、なかなか選択しがたい曲なのです。
ですので、この曲数と価格設定で、このレアな曲「月の沙漠」入り、貴重な童謡集になりました。

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この歌の月は、おそらく、26夜月だと思いました。丑三つ時に東の稜線に昇る月で、これから無(新月)に帰る欠けゆく刹那の月、折三尊が合われるという月です。夜明けには空に昇りやがて白くなります。王子と姫はなぜ目立つ白装束で、なぜ夜中に二人きりで、どこへ行くのだろう?と考えました。 彼らが目指したのは、おそらく別の世界(黄泉の国)、月はその入り口なのだと思いました。だけど彼らは月の住人じゃないから、別の世界ではきっと生きていけないのだろうと思います。それでも二人きりで月を目指すほどの物語がそこにあるのだと思います。

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東京砂漠なんて歌がありましたが、この世は砂漠だと感じるときそこには絶望感が存在する気がします。沙漠は砂漠と違い、ゴツゴツゴロゴロとしたイメージなのだとか。まるで月の表面のイメージです。この絵では、歌4番の「広い沙漠を一筋に」の歌詞のイメージして、一筋の足跡が引き立つよう沙漠の表面はゴロゴロは描いていません。一筋に寄り添った足跡が、彼らの揺るがぬ覚悟のように思えてなりません。ところで、ラクダの足跡はハート型って知ってますか?。彼らの過ぎた後にはハートが沢山寄り添って繋がっています。刹那すぎます。

詳しくは、日本の童謡HPにて
http://www.mio-music.com/jcsongCD/

 

空は梅雨ですが、暑さ休めですね。
どうぞ、良き金曜日を!。

 

日本の童謡

日本の童謡

 

 

「奇跡のカケラ」届きました!

予約していた、ギターリスト西川進さんのnewCD「奇跡のカケラ」が本日届きまして、早速拝聴しました。

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はい、私は何を隠そう・・というか、隠してませんが・・西川進fanでございます。
マニアックです・・たぶん。

待望のnewCD、オリジナルです。
西川さんといえば、実は、なじみのJ-popの多くをギターサポートしている、あの赤いマッシュルームカットのギターリストですが・・サポートギターもスゴイですが、オリジナル作品も・・スゴ過ぎる世界観の巣窟なんです。

本日発売の「奇跡のカケラ」は、前作の「反物質」から更に更に、え?ってぐらい進化を感じました。彼はどこへ行くのだろう?かと思いますが、その答えは2曲目の「僕の向かう場所」に示されている気がしました。ギターの曲というイメージを超えている、型破りといいますか、予想外といいますか、期待を超えているといいますか、そこが果てしなく尽くことのない魅力です。

ギターもさることながら、彼の描く世界観がたまりません。文学的です。こころがうるうる来ます。なんでまぁあんなに、相対的なものを内包できるなんて・・繊細で、大胆で、おおらかで、哀しくて、楽しくて、孤独で、抱擁で、やさしくて、痛くて、なんなんだぁ・あぁ・ぁ・・と、私の心をつかんでやまない・・そんな音楽です。

また心揺さぶられましたぁ。

 

奇跡のカケラ

奇跡のカケラ

 

 

 

日本の童謡_うさぎとかめ、時計台の鐘

日本の童謡CDのジャケット内、「時計台の鐘」のページの絵です。

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モチーフは札幌の時計台。
赤い星は札幌のシンボルであり、開拓のシンボルでもある北極星
未開の地の済んだ広い空で、開拓者の心の輝きと同じように、どれほど、かがやいていたことでしょうと想像します。そしてまた時計台の鐘の音も同じように心の音だったのだろうと。熊澤さんに時計台のことを聞くと「鐘の音はどこか寂しいけど、ほっとするし、安心する」とおっしゃっていました。札幌の象徴でもありますが、もっと自然に日々の日常の空気感の中に活きている鐘の音なのではないかと感じました。

次は「うさぎとかめ」の歌詞のあるページの隅にとっても小さく載せてある絵です。

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「絵のスペースがあまりないので、歌詞の内容をどう絵に展開するか難しいところですが、目線でウサギとカメの心を対比することで内容イメージを描きました。単にカメは目標を心で視ているの対して、ウサギには大事な目標を視ていません。実はこの解釈、毎月家庭に毎月家庭に配布される、ふじようちえんの「園長だより」の一文に影響されています(笑)。「園長だより」いつも勉強になります。
38曲目(ボーナストラック)に、ふじようちえんの園児たちによる歌も収録しています。

昔の歌って良く出来ているなぁと、思うわけです。
解釈が楽しいです。


日本の童謡HPは、http://www.mio-music.com/jcsongCD/

 

日本の童謡

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日本の童謡_あめふりくまのこ、ぞうさんの絵

日本の童謡CD中のイメージ画も沢山あって充実したつくりになっています。
今回は、「あめふりくまのこ」と「ぞうさん」のページの絵を紹介します。

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↑これは、「あめふりくまのこ」のページの絵の一部です。
くまのこは、なぜ、雨の中、独りでいるのでしょう?。なぜか私にはとても孤独な歌に聞こえました。なのでそのとてつもない幼児期の喪失感に近い孤独感を描くため、空から見下ろしたアングルで雨と共に描きました。たぶん、子どもの私です。様々な心を投影できるのも童謡の魅力なのかもしれません。

次は、そうさんのページ。

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「『鼻が長い』と言われれば からかわれたと思うのが、子ゾウは『お母さんだってそうよ』、『お母さん大好き』と言える。素晴しい。」と語ったという作詞者のまど・みちおさんの逸話があります。38曲の中で一番最初にイメージが浮かんだのがこのゾウの絵。二本足の擬人化したゾウの親子の姿です。擬人化ゾウ像の代表格、ガネーシャは、障害を取り除く神。また映画のエレファントマンも、障害にまつわる強い心のお話し。ゾウとは、障害的な不自由さと、優しさ・強さを内包している象徴なのかもしれないと感じました。 母、ピンクのゾウは幻影を示す言葉です。つまり、母ゾウは、実在からも派生しているのだけど・・記憶から派生する力の根源といいましょうか?。想いそのもの。それは、モノでなく想いの結晶なのだと。つまり、こころそのものなのだと、愛の源泉だと、それが強さの基なのだと思うわけです。

日本の童謡CD詳しくは、http://www.mio-music.com/jcsongCD をご覧ください。
トリビアのページなど、まめ情報が楽しいです。

 

日本の童謡

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日本の童謡_富士 と 海の絵

日本の童謡 CDの、ジャケット歌詞ページの中、7. 「富士山」のページの絵の一部です。

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 実物の富士山は、美しい裾野の広がりが特徴的な形で、一見それほど険しさのないような優しく穏やかな形にも見えます。今回富士を描くにあたり、私はあえて、そびえ立つ富士に描きました。まだ写真がない時代は、神(信仰)の山富士を、高く険しくそびえ立つ姿で示した画がほとんどでした。美しさと気高さと、畏れ、険しさと恐れが象徴的な造形として表されていたのだと思います。私もまた実写的でない富士をあえて描くことを意図した理由は、人間界を超越したその存在を象徴的に描くことを試みたからです。

 次は、11. 「海」のページの絵の一部で、富士山と見開きで繋がったように描いてあります。

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 作詞・作曲者不詳なので、歌われている海が、どこの海なのかわかりませんが、富士山と近いページ配置であったことと、「松原」という歌詞から特定の場所をイメージするかもしれませんが、特定な場所をイメージして描いた訳ではありません。何となく抽象感がありそな感じになっています。海とは美しさと厳しさの相対を持っています。そのチカラは浄化でありながら生の基でもあります。海とは実に不思議です。我々を抱いた母の様でもあります。

 詳しくは、日本の童謡webで、http://www.mio-music.com/jcsongCD/

日本の童謡

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宇宙を飛ぶとんぼ

日本の童謡CDのジャケットはP20という、豪華な作りです。
「とんぼのめがね」 のページのイメージ画です。

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「とんぼのめがね」には、「とんだから」「みてたから」の過去形の歌詞が入っているんです。 すぐ前が「お星さま」という曲との繋がりもあるのですが、「とんぼのめがね」のとんぼは飛んだ風景を記憶できるメガネを持ているように、歌詞を読み取ることも出来ましたので、真っ暗な宇宙を飛んだとしても、トンボは故郷の空をメガネに映しながら飛んでいるのではないかと・・ふと思ったのです。我々が幼い頃、誰かと一緒に心に焼き付けた故郷の空を、忘れることのないように・・。

今日も気持ちの良い晴れ、みなさまどうぞ、良き金曜日を!。

 

日本の童謡

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