ココロド_黄月家K's weblog

考えすぎ? ココロド_心理カウンセラー_黄月家Kの 思考いろいろ、心理分析、ものづくり、時々庭、時々日記です。

12月と、今年の私の漢字は「心」

Merry Christmas!

あっという間に、もう年の瀬ですね。

先月、洗面兼脱衣所の棚をつくりました。

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ドアや、洗面所や洗濯機の位置関係もあり、棚を置くのが難しいところでして。
これまでは、向かって正面に、洗濯機と隣接して市販の棚を置いていました。
正面が棚(h120×w80×d29)で、棚の形や色もとりあえずだったので、
圧迫感があったので、棚を変えたかったのですが、なかなか合った棚がみつからず、
結局作ることに。

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こんな感じ。ホームセンターで木材をかって、板以外はカットしていいただきました。

板は、斜めカットが出来ないということで、私が、電動ノコギリでカットしまして、
こんな感じにできました。やっぱり、難しい(笑)。結構、ぐらぐら(笑)。
でも、見た目、スペースが、随分すっきりしました。良かった!。
すっきしすぎて、つまらないと子どもが、板の正面に柄テープを貼りまして、
こんな感じになりました。

12/4 庭のモミジもやっと、紅葉。

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12/7 ベランダからの空。
以前、ステキな美しい空は、一日頑張った人へのご褒美なんて
ブログに書きましたけど、最近、空を楽しんでいませんでした。
もったいない(笑)。久々の美空(ビそら)、心がうるうるです。

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ここ一ヶ月は、お友達の展示会やLiveや、いろいろお誘いやご案内をいただき、
いろいろ観て、感じていました。みなさん、とてもステキです。

心理学の勉強の方も、忙しく、バタバタと時間が過ぎて、
いろいろあった割に、私は心がイイ感じでフラットな状態の12月だった気がします。

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今年の漢字は「安」ということで、
みなさん、安心したいんだぁ・・と感じつつ、

私の一年の漢字は、と考えてみますと、「心」です、きっと。
今年は、カウンセリング心理学を改めて、約20年ぶりに学びはじめまして、
いろいろ心理学的な論理や考察を改めて学びまして、
いろいろ、考えることも、考えさせられることも、多かったですし、
これまでの、私スタイルの哲学的な自己洞察も好きでしたが、

心理学的、自己洞察は、人間関係を核に分析洞察する見地からからの自己洞察で、
改めて、自分が、誰かに影響しあって、今の自分になっていると、
良い意味でも、良くない意味でも、そう感じる複雑な心境を、
自覚する一年でもありました。
心を見つめ直して、自分の心を改めて感じ始めている一年です。

来年も自己洞察続きます(笑)。

みなさまにとっては、どんな一年でしたでしょうか?

どうぞ、良き年の瀬をお過ごしください。

衝動買いパーテンション。 「恋」の仮説

こんにちは!。
一昨日、衝動買いしてしまいました・・パーテンション!。
一目惚れです!。

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中古なので、壊れる部分もありますが、こんな細かい手仕事作品、
今時新品でかったら、むっちゃむちゃ高いのでは・・と想像します。

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この色合いと手仕事の細かさと、
光を通す空間的な・・感覚と、
やっぱり、一目惚れです(笑)!!。

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こんな感じで、部屋のしきりに立てみました。

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私の作業部屋、壁が白、カーテンが、焦げ茶の白柄レースが手前仕様ですが、
私的には、シンプルで、味気ない感じでした。
長年そんな感じだと・・私自身もだいぶ、味気ない感じになったと
最近感じておりまして・・
だから、思い切って、理屈抜きに、衝動買いしてみようという気分になりまして・・。
思い切りました・・。
良かったです!。
なんだか、ミラクル感が気持ちにプラスされた感じがしています!。
へっへっへっ!。

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今日のお題は、「恋」

最近、カウンセリング心理学を勉強しているのですが、
一作月、「恋愛心理分析講座」の受講を修了した!。
(パチッ!パチッ!パチッ!)

結婚して、20年以上も経ちますので、
今更恋愛もないだろう・・と・興味なさげながら、
とりあえず感のまま受けたのですが、
内容的にかなり、興味深く、教養として、速攻役立つ知識がてんこ盛りでした。

内容は、受けてみてのお楽しみとして欲しいところなので、
深く言いませんが、

私は、この講座を通して、
「人が何を求め、何を恐れているか」ということが、解りました。
深いです。

 

そんなこんなもあり、

私の今、現時点の「恋」について、
ちょっと書いてみたくなりました。

ある時期から、「恋とは、病気」という他者の言葉が私の概念になっていました。
確かに、データ的には、ホルモンの影響下にある行動心理でもあるようです。
(ここでは、愛と区別しています。)

輝いている人が時々いいますね、
「恋をせよ!」と。

ちょっと前、疲れは果てていた私は、
「恋なんてエネルギーの無駄使い」とすら思っていましたが・・・(笑)。

そして、今、
自分を見つめ直したり、おそらく、自分の変換期にさしかかりつつかる今、
パーテーションに一目惚れして、感じたのですが、

恋とは、おそらく「求める」=「ベクトルをもたらすもの」なのではないかと。
つまり、やる気、前向き、前進、的な力が
「恋」によってもたらされるのではないかと・・。
仮説できたわけです。

輝いている人が「恋をせよ!」という理由がここにあるような。

健全であるかぎりは、
おそらく、前向きホルモンがでる代物なのだと、気づいた訳です。

さて、私が今恋しているモノは、
購入したパーテーション、
ギターリスト西川進さんの音や曲、
深夜アニメ「ノラガミ
Tvドラマ「掟上今日子の備忘録」
などなど(笑)。

自分が生き生きして来るような気がしています。
これ「恋」の効能かもしれません。

そう考えると、もっと恋してもいいかな・と(笑)。

今の私にとっては、なぜか、現実の人間より
作品や、音やモノの方が今は魅力的です(笑)。
それらを通して、作者の想いに想いをはせているのかもしれません。
というか、ここに私の「恐れ」が隠れているのでしょう(笑)。

(効能が、苦痛や恨みにかわったら、共依存・依存注意報です。
そんな時は、心理カウンセラーなどの専門家にご相談をオススメします!。)

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最近は、私的には、なんだか忙しくあっというまに、11月も後半になりました。

今日は、だいぶ寒くなって来ましたね。
どうぞ、良き11月をお過ごしください!。

Happy Halloween!!

Happy Halloween です!。

今年の仮装は、憧れのティム・バートン監督の
コープスブライドに、挑戦してみました。

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骨は、子どもが描きました。

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頬のタトゥーシールも手作り。

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材料は、Tシャツ2枚(白・黒)アクリル絵の具、
ダイソーのレースカーテン、レーステープ、カチューシャ。
手持ちの黒手袋と、腹帯です。カツラもダイソー

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こんな感じになりました。

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近くのお祭りパレードに参加!。

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10月最終日の今日は、東京多摩地方、急に冷え込んでいます。
どうぞ、暖かくして、お過ごしくださいね。

バッタカマキリ。「言えない」心理_他パターン

東京多摩地方、今日は薄曇り。
私の方は、10月は、心理学の講座受講を増やしたので、
結構ハードな月になりました。
けど、通学の合間に大好きなギターリストの西川進さんの曲をどっぷり聴いたり、
無意識をどっぷり意識したり、とても心に有意義な10月となりました。
そのぶん、あまり、外界を意識できなかったんですけど・・(笑)
なので、庭の写真もちょっと前の。

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うちの庭の住人、
7月にあった時は、若々しいかった。カマキリさん。

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今月お逢いした時は、りりしく、色も、身体の太さも・・すっかり大人びて。

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パッタさんは、8月は、一人。

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9月の終わりには、二人になってました。

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みんな元気で何よりです。

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本日のお題は、「言えない」の別のパターンについて、


前回、「言えない」は、
厄介な関係のバロメーターみたいなことを書きたかったのですが、
言葉足らずでした。

人間関係に問題を抱えやすい人のパターンとして、
私の仮説では、次の1パターンになるのでは?と
最近考えるようになりました。

1)言いたいことが言えないタイプ
2)言いたいことを言えないから、つい、湾曲して伝えるタイプ
3)言いたいことを、シンプルに言えなくて、言い過ぎるタイプ

※言いたいことを「言えない」のではなく、「言わない」のは、
この範囲外として考察を進めます。

私の場合は、主に、3)ですが、立場の概念に縛られて、1)の時もあります。
気持ちが高ぶっていると、過大表現的もあるので、
2)も時々あるのかもしれません。

考えてみると、
1)の「言えない」タイプも、更に細分化できます。

1_1)言いたいことがあるのに、言えない
1_2)言いたいことがわからいが、言いたいことがある気がしてモヤモヤ感が残る
1_3)言いたいことはないが、モヤモヤ感が残る


前回は、1_1)について書いたことになります。

1_2)と1_3)は、意識と無意識の違いです。

カウンセリング心理学によると、

人は、
「体験」を、「考察」して、「気持ち」が沸き、
それを踏まえ、次の「行動」をする、そして、また「体験」する。

というループの連鎖が、人の毎日を構成しているとのこと。

「体験」「考え」「気持ち」「行動」は、時々、飛び飛びになったりもしますし、
心が乱れている時は、特に、順不同になることもあります。

そして、「考え」と「気持ち」が明確な人は、めずらしく、
大抵の人は、これまでの経験から、いろいろ簡略化しています。
「考え」は、思い癖(慣れた思考パターン)を持っていて、
「気持ち」を忘れがちの方がいたり。
「考え」と「気持ち」が矛盾していることに、気づかないで、
ただ、「モヤモヤ」感を感じているだけだったり・・。
ま、いろいろなパターンがあるわけです。

カウンセリング心理学によりますと、その
「考え」と「気持ち」を拾い出して、
自分を再確認していただくことが第一歩になります。

しかし、
「○○せねば」とか、「○○でしょ!」とか、「○○するべき」とか、
「考え」が強くて、
「気持ち」がなかなか出てこない方が、現代には多いような気もします。

これは、1_1)か、1_2)のタイプ。
「考え」主体、「気持ち」置き去りタイプ

マニュアル社会の障害ですかね?

逆に、「気持ち」先行タイプは、
「私あれダメ!」「嫌い!」などの感覚に似た形で、受け取る感じでしょうか?
「気持ち」主体タイプ。

それでも、どちらかが、主体をとっていれば、
行動そして、次の体験につながることができます。

「考え」と「気持ち」がバラバラの時、
人は、動きが止まるような気がします。
「動けない」という感じになります。
(たぶん、1_3)タイプ)

このとき、どうしたら、良いか?

バラバラな「考え」と「気持ち」をまず、引き合わせて、
矛盾した状態を自己認識する作業が必要になります。

最終的には、
矛盾を自己認識した上で、統合できるところは統合して、
統合できないところは、対決して、動ける思考と心を取り戻すことになります。

しかし、
まず、「考え」と「気持ち」を、表出するのがとっても大変です。
なぜなら、表出させたくない理由があるから、消しているわけですから、
いろんな抵抗が思考と気持ちに先に出てきちゃいます。

そういう場合は、アート療法や、○○療法などで、
無意識にコンタクトして、無意識から、自己洞察をはじめるという手法もあります。

そして、その課程を人に見守ってもらって、
自分を認知してくれている人を持つということが
かなり大事だったりしします。
それが、カウンセラーだったり、
本来は、親であったり、家族であったり、するのだと思います。
人は、誰かに認知して欲しいという「本能」がありますから。


私の場合、
私は、孤独だという気持ちがものすごく強い人間ですが、
最近、つくづく、そう、感じます。
いろんな意味で、ほんとに遠くからですが、私を見守っていてくださる方に感謝です。


話はそれましたが、

「言いたいこと」は、出来るだけ、言いましょう!。
できるだけ、言いたい時に、言いましょう!。
立場に関係なく、話会えるのが、本来の「親密な関係」です。
もし、言って、受け取らない人は、「親密な関係」にはなれない人ですから、
もし、そうなら、割り切りましょう!。

そして、できれば、「言いたいこと」の最後に、
「私はそう思っている」と付け加えましょう。

他者と、自分を区別する言葉で、人のせいにしないための言葉です。
人をむやみに批判したりしないための言葉です。
本当の自分を引き受ける言葉です。
本当の自分を好きになるための言葉です。

くれぐれも、「人がそう言っていた」とか、
「世間がそう言っている」「みんなそう言っている」というような
人に責任転嫁するような言い方は、しないでください。
言いたいことは、自分の言葉で話せば、きっと伝わります。

もし、伝わらないのなら、その関係はなくてもよい関係なのだと思います。

あぁ、ちょっと熱く書いてしまいました(笑)
私らしい。

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ではでは、どうぞ、良き内観の秋をお過ごしください!。
いやいや、食の秋か? 読書の秋か?

あけび。随筆_「言えない」

すっかり、収穫の秋になりました。

今年は、あけびが初めて実をつけました。
依然住んでいたところのベランダで育てはじめから、おそらく12、3年ほど経ちます。
直植えにしてからも、もう4年目ぐらいだと思いますが、
実がなったのは、今年初めて!

花をつけたのは、4/15

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実を発見しましたのは、6/15

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ちょっと色づきはじめ、ちょっと美味しそうに。桃みたい 9/20

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もっと、いい色になってきました。9/27

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台風の影響で、風が強いに、気がついたら熟して落ちてました。10/1

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スプーンで、頂きましたら、淡泊なあっさりした甘さでした。
ふっふっふっ(笑)!。

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さて、随筆コーナー、

本日のお題は、「言えない」について。

人と話していると、
「私、そんなこと言えない!」とか、聞きます。

私も、言葉を躊躇することは、多々あります。
特に、権威・権力を振り回す方や、
自己に気づいていないと思われる方などに対して、私は言葉が詰まります。

「言えない」理由は何でしょうか?

怖くて言えない、
かわいそうで言えない、
相手のために、言えない、
自分に勇気がなくて言えない。

いろいろ、あると思いますが、

言わなくていいことは、「言えない」と言いません。

「言えない」という言葉に封印されるのは、
軽い重いの差はあれど、本来言えること言うべきことの類いなのではないでしょうか?

本来、言えることや伝えるべき言葉を、どうして「言えない」のでしょうか?

それは、問題を回避したい真意が隠れていると思いませんか?


しかし、本来言えることや言うべきことを「言えない」ことは、
ほぼ、更なるトラブルと作っている、という実態があります。

もう、皆さんは、おわかりでしょうか?

「言えない」ことを作るのは、実は一時的な回避に過ぎず、
問題をより大きく長引かせるだけなんですね。

「言えない」ことは、作らない方が良い
「言えない」こと自体が、問題そのものなんです。

もっと過ぎるほどに言えば(苦笑)、
「言えない」を連発する場面は、問題の巣窟で、
「言えない」という言葉を多用する方は、
要注意人物と察することができるやもしれません。

という、私も、つい先日まで、人の虚栄の威厳に合わせてあげて、
本当の気持ちを言えない癖を抱えていました。
立場上立てるべきだから「言えない」と思っていました。
それで、随分、もやもやがたまりました。
やがて、その相手と会話することが苦痛になりました。
まぁ、共依存的な言葉を使えば、「空気読めよ!」と、ずっと心で思っていました。
けどね、結局、そういう方は共依存されることに慣れていて、
自分の心もみえないんでしょうけど、
だから人の心も見えないんですよね。
心をみる経験がない(浅い)ということかもれませんね。

結局、言わねば解らない。
けど、言ったところで、理解してもらえるかどうかもわかりません。

けど、言わぬよりは、言った方が、
自分の心が明確化します。
言ったら理解してもらえたら、良かった。
言っても理解してくれない方だったら、
そういう人と思って割り切って距離をとれます。

もしくは、相手の方から距離をとってくれるかもしれません。
それなりに苦痛に距離ができます。

「言えない」は、問題発生のバロメーターだな・・と、
最近、思いました。

前回の「親密な関係」の定義から、派生しましたが、
つまり、親密な関係とは、お互いに尊重できる良い関係のことで、
立場を超えて、言いたいことが言い合える関係のこと、です。

そう考えると、「言えない」関係は、
実際の関係がどうであれ、良い関係ではないのだと結論づけられます。
もっと、俗的な表現でいえば、厄介で面倒な関係、なのです。

「嘘つきは、泥棒の始まり」とは、よく言ったものですね。
「言えない」人は、心に「嘘」をつく、そして次第に本当に「嘘」をつく。
嘘を隠すために、更に嘘を重ねて、やがて大きな問題となる。

「嘘」は、本当のことを言えない回避の結果である場合もあれば、
攻撃である「嘘」もあるわけですので・・
「言えない」=「嘘」とも言いがたい部分もあるのかもしれませんが・・
今日はこの辺にて。

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みなさま、どうぞ、良き10月をお過ごしください。

戸隠神社の 龍

9月の下旬に、戸隠に行って来ました。念願でした。

日本有数のパワースポットでもおなじみですが、
「岩戸伝説」も有名です。

昔、天照大神が、天の岩屋へこもってしまい、世の中は真っ暗闇になり、いろいろの悪い神々が出て、恐ろしいことや、悲しいことが次々におこった。その岩屋の岩戸を天手力雄命が開けて、天照大神を岩屋から出し、世の中は再び明るくなり、悪い神々は去った。その時投げた、岩戸は宙を飛んで日本の真ん中あたりに落ちた。それが「戸隠山」という伝説です。

戸隠高原からみた、戸隠山

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山の稜線が、まるで、龍の背中のギザギザのようです。

一番最初に行きたかったのは、
戸隠神社の一つ、九頭龍社。奥社と同じ場所にあります。

鳥居をぬけて、随神門ぬけて、400年歴の大木の杉並木を上り、
石段を上って、戸隠山の斜面にあります。

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九頭龍社殿。拝殿の正面は、フクロウ。その背後に、ご神体、神山の戸隠山
戸隠山が、龍そのものなのだろうと、私には思えました。

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よく見ると、龍がいらっしゃいました。

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こんな感じでした。見下ろす龍。

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天を望む龍。

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見上げる龍。

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戸隠山は、一体が美しい。本当にパワースポットでした。
参道の杉並木。

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参道からのぞむ、森。

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脇の散策道。

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木々

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400年の杉

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修験?

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なぜ、九頭龍様に、詣でることが念願だったかと申しますと、
私の実家のすぐ目の前に、九頭龍様のとっても大きな石碑があって、
それを毎日みて育った訳なんですが、
それの本元のご神体が、戸隠の九頭龍様だったと・・最近知ったのでした。

私の実家は、山梨の甲斐駒ヶ岳の麓の山村で、
伊勢湾大風の時に、川が大反乱して、村を流してしまったらしく、
その暴れる川の水を治めるために、
九頭龍様のお力をお借りしたという所以らしいです。

九頭龍社、山の中だけあって、以外とシンプルな印象でしたが、
その分、戸隠山、自体が、凄いという印象です。

次の日に、戸隠神社の宝光社(ほうこうしゃ)に行きましたら・・・
なんと・・みごとな・・・・
戸隠神社、5社のうち、一番古い社だそうです。
長野から、戸隠高原に向かうと、一番最初にある社になります。

これは、宝光社の手水舎の龍。片角が印象的です。

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宝光社の拝殿正面。見事な飾り。

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張りの、上に、居ました。見事な龍。

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荒々しく、雲の筋を細くなびかせて、荒々しい口元。
だけど、眼の離れたところが少し、優しそうでもあり、
あれ、左側に子龍? 親子の龍?
すごいなぁ。親子の龍?!。凄いなぁ。
これは、阿吽に匹敵する、宇宙観。凄いなぁ。
龍、死と再生を意味する、龍、そのものの、世界観。凄いなぁ。

風情もありますね。

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張りの後ろにも龍が、支えてます。

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上の、張りの裏側の日本の張り、ほら、龍なんです。
これ、力強くて険しい感じ、雄的な表情に見えます。

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拝殿上の正面にも、龍の眼。

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こんなところにも、龍。

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他の彫り物も、見事ですよ。象も、牙もすごいし。ししも、鳳凰も、
クジャクも、馬の身体をした何だろう?あれ。
とにかく凄い迫力。

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御神輿にも、龍。

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雲模様も、みごと。こんな彫り、観たことないです。
雲の中の位置することを意味しているのかも。

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この細かな雲のすかし彫り、見事すぎる。

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こんな張り、組み、すごいでしょ。本当に。

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凄いですね。本当に。

宝光社が、一番最初に立てられたという、
女人も詣でることができる入り口の場所。
そこに、象徴された何かがありますね、ここには。
美しく、力強く。でも、天空的で、宇宙的な世界観が、
このお社には凝縮している、そんな感じを受けました。

美しいです。見事です。

www.togakushi-jinja.jp

 

戸隠に居たときも、故郷に抱かれているような、
包まれているような、懐かしく、優しい感じがありましたが、
帰って来てから、私の中の何かが、変わって来た気がしています。

 

ちなみに、
滞在は、タンネさんにお世話になりました。

山の庭タンネ Le Jardin Alpin TANNE

ご飯は抜群に美味しくて、特に、戸隠野菜を使ったお料理や
山菜使いの見事さ、戸隠のパワーフードを美味しく頂きました。
居心地、とっても良かったです。感謝です。

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もう10月ですね。
少しずつ、夜が肌寒くなって来ましたね。
どうぞ、ステキな秋の日をお過ごしください。

デッサンと、洞察力

黄月家ギャラリー“光と闇”のetude / junkのページに作品を追加しました。

黄月家ギャラリー“etude / junk”

今回追加した作品は、
ブックバインディングルリュール ブックバインディング / 2011頃の作品
鉛筆デッサンと、アクリルデッサンの2011年頃の作品です。

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いづれも、武蔵野美術大学(MAU)在学中の課題作品です。
大きさは、B2、かなり大きな作品です。
映像の技術スクールで、1年ほど学び
私は3DCGのデザイナーをしていたのですが、
美術的な基礎をもう少し学びたいと思い、武蔵美に編入学した経緯がありました。

しかし、基礎は、3DCGのお仕事を実践していううちに、
身についていた。と感じます。

自分、CGばかりですが、手描きでどこまで描けるのかなぁと
思いながら描いたのが、この頃です。

デッサンとは、何が観えているか?
に尽きると思うんです。あとは、それを描き込む技術です。

人の眼って面白い。
同じモノを観ているようで、全く受ける印象が違うのは、
人それぞれ観ている部分が違うということなのでしょう。

たとえば、
私を観て、
1)「小さい」とか、「シュートカット髪」「腕組みをしてる」と思う人もいれば、
2)「紫と服が印象的だな」
3)「顔色が悪いな」
4)「肌の張りからみると、○才ぐらいかな?」
5)「眼に何か映っている」
6)「眼鏡は、眼が大きく見えているから、老眼鏡か?」
7)「シャツに体型が映っているな」
8)「後ろからの光でのせいか、優ししくみえるな」

みたいな、細かいところを人は全部見てい訳じゃなくて、
印象で漠然とみていることがほとんどのような気がします。

こうしたことを、客観的に、項目として漏らしてみれば、
デッサンも簡単に描けるようになります。
3DCGでいえば、形はモデリング、質感はテクスチャ設定の項目と同じです。

1)形
2)Color 色
3)Diffuse 素材の光の吸収具合
4)Specularity & Glossiness 反射光と光沢   ガラスや金属は反射率が高く、土は低い
5)Reflection 鏡面反射率 映り込みのこと
6)Transparency & Refracton 透明度と屈折率
7)Translucency 半透明度
8)光の方向と強さ、陰と影

以上1~8項目を観て、描き込めれば、デッサンは上手に描けます。

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人の洞察力って、結局、何を観ているか否かで、
1)や2)にとらわれて、
それ以外のものを、見えるのに観ていない人が、大多数なのでは。
「見えている」と、「観ている」は、意識の差があります。
全ての項目撮られて観ている人って、たぶんすごいんでしょうね。
観ている情報量が多い。
たぶん、それをまとめて処理することを、第六感とかいうのだと思います。

感が鋭い人は、情報量を多く受け取れる人なのだと思います。

プロフェッショナル(極め人)になるためには、感が頼るところが大きいですが、
そういう意味で、感は鈍らせていけませんね。きっと。
客観的に多くの情報を受け取るセンスと、
それを処理(知識と経験に基づいた分析)する能力の両方が必要なのしょう。

職人も、心理カウンセラーも同じですね(笑)。
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私、ここ数年。
「見ザル、聞かザル、言わザル」になれば、
もう少し楽になれるのかなと思っていたのですが、
自分の素質を封じ込めるという結果になっていたと最近気づきました。

私が、見て、聞いて、言っていたことの先に、まだまだ、奥深いものがあって、
見て聞いて、やらねばらいことがあると思えるようになりました。

私は私で、生きましょう。と思い直したところです。

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今日は雨で、少し肌寒いです。
こうして一雨ごとに夏が終わって行くのかもしれません。

みなさま、どうぞ良き9月をお過ごしください。