人生の構え「I am OK, You are OK.」TA理論
もう5月。
月に1度は、weblogを書こうと思っていましたが、
今月は、いろいろ重なって時間のやりくりが大変で、
久々に、脳みそが、茶ガラ状態のような感じを久々に感じました。
以前よりは、睡眠など、自分の生態機能を確保できるようにはなりましたので、
休めば、回復できる感じではあります。
ある程度、自己調整機能が使えていると思うと、
自分の変化もまぁまぁだと思えます。
今回は、余裕がなく、初の写真はなしパターンになりそうです。
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前回「自分ファースト」は、自律のためという内容のweblogを書きましたが、
「ファースト」は、目的が自律にあるから、成立するのであって、
他罰傾向のある場合の「ファースト」は、困ったなぁと
最近の情勢を観て、追記で感じおります。
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今日のお題は、
「I am OK, You are OK.」
「交流分析」という心理学の、「人生態度、人生の構え」という理論です。
「人生の構え」とは、自分が他者にどのような結論を下しているか、
という思考パターンで、4つのパターンがあります。、
それは、人生に対する基本的な態度であり、人生の立場でもあり、
人は、その自分の「基本的な構え(態度)」を、
生涯にわたって、立証(確かめ)しようとする(立証を繰り返す)、
という理論です。
人生態度のパターンは、以下の4つです。
1)「I am OK, You are OK.」
2)「I am not OK, You are OK.」
3)「I am OK, You are not OK.」
4)「I am not OK, You are not OK.」
「OKである」と、
愛されている、価値がある、優れている、賢い、楽しい、役立つ、
成功する、(肯定的)・・etc
「OKでない」と
愛されていない、価値がない、能力がない、劣る、バカ、
安心できない、間違っている、(否定的)・・etc
などの感覚が、自分や他者に対して、あります。
それぞれ、
1)「I am OK, You are OK.」は、協調、共存
2)「I am not OK, You are OK.」は、回避、孤独
3)「I am OK, You are not OK.」は、独善、排他、
4)「I am not OK, You are not OK.」は、拒絶、自閉
という自他の関係の傾向を持ちます。
「人生態度、人生の構え」は、おおよそ7才ぐらいに、
決断すると考えられています。
つまり、自分の思考力で吟味した結果として成立するものでなく、
思考力が発揮される前の人間環境による影響が大きい、
時期の、成立と考えられています。
1)の、「I am OK, You are OK.」の構えの場合は、
自分を受容され、他者との違いに許容ある環境で育まれた傾向があるようです。
2)の、「I am not OK, You are OK.」の構えは、
後悔や、心配、謙そんすると、親か自分を認めてくれると思えた場合が
ベースにある傾向があるようです。
3)の「I am OK, You are not OK.」の構えは、
イライラや、他者を攻撃、かんしゃくを起こすと、
親が自分の存在を認めてくれた体験がベースになる傾向があるようです。
4)の、「I am not OK, You are not OK.」の構えは、
見捨てられ感や人間尊重の扱いを感じなかった環境や体験が
ベースになる傾向があるようです。
「構え」や「態度」に「気づいて」、
自らの在り方を変えていくことも、可能です。
その場合は、おおむね、4)3)2)1)の順で変わって行く傾向があるようです。
「I am OK, You are OK.」の構えは、お互いに尊重し合うことが出来るので、
人間関係が楽になり、生きづらさを解消できます。
それ以外は、何らかの否定を常に抱えているために、
なんらかの生きづらさを持つ傾向がうかがえます。
交流分析(TA)理論の、構造分析(自我状態)からすると、
CP(Critical Parent きびしさ)の高さは、You are not OKの構えと関係が深く、
NP(Nurturing Parent 優しさ)の高さは、You are OKの構えとの関係が深く、
FC(Free Child 率直さ)の高さは、I am OK の構えとの関係が深く、
AC(Adapted Child 順応)の高さは、I am not OK の構えとの関係が深いようです。
交流分析心理学を詳しく知りたい方のために、
参考的なwebページをいくつかピックアックしておきます。
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交流分析とは?エゴグラムから人生脚本まで分かりやすく解説 | カウンセラーWEB:心理学・カウンセリングの基礎知識
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私の場合は、
結構、変化している感じがします。
5年ほど前、いろいろイヤな思いが沢山重なってしまったときからしばらくは、
4)「I am not OK, You are not OK.」で、自閉傾向にあったと思いますし、
カウンセリング心理学や、交流分析を学んだ今は、
FC(Free Child 率直さ)とAC(Adapted Child 順応)の高さが入れ替わって、
3)の「I am OK, You are not OK.」に変化していると感じます。
あとは、NP(Nurturing Parent 優しさ)が今よりもちょっとわずかに高くなれば、
「You are OK.」に反転する状況です。
元々は、どんな構えだったかと振り返ると、
私の母親は、私に謙そんや服従を求めましたので、
傾向的は、「I am not OK, You are not OK.」が内在するリスクは高いと考えますが、
実際の環境は、親の仕事の関係で、ほぼ放任状態でもあったので、
FC(Free Child 率直さ)も高く、
生徒会や部長など、まとめ役なども頻繁にしていたので、
NP(Nurturing Parent 優しさ)も高かった傾向もあり、
結婚前は、友達も人付き合いも多かった経緯から、
「I am not OK, You are not OK.」になったのは、
友達も人付き合いが変化した頃、と、自己解釈出来ます。
一般的に、
I am not OK が、I am OK に、変化する過程で、
これまで出来なかった自己主張をする際に、
You are not OK、つまり、他者否定の行程を通過する過程が必要になります。
ので、経過点としての、You are not OK、も存在するので、
You are not OK、だって、大事な時期があります。
ただ、それが、固定してしまうと、
やっぱり、生きづらさが伴う事実は否めません。
いじめや他者批判などは、You are not OK の構えの典型のように思えます。
そう考えると、些細なことが敵視される、最近の息のつまりそうな、日本社会は、
You are not OK の構えの人が多いなぁ、
という印象も受けます。
という指摘すら、私のYou are not OK の構えから来る感覚なのかもしれませんが・・。
You are not OK、の根底は、
CP(Critical Parent きびしさ)の高さがあるために、
CPの傾向として、きびしさや、厳格さ、規律的、と同時に、
批判・批評強く、支配的な要素も強くあるため、
常に、怒りを抱える傾向も、あります。
常に怒りを抱えている状態は、心理的にも、脳科学的にも、生態的にも、
負荷のある性格傾向で、
人間関係(交流)的にも、ストレスが高い状態と言えます。
なんとか、自他を尊重できれば、楽になるのになぁ・・と
自他共に、思う今日この頃です。
優しさの不足、感じているのは私だけでしょうか?
優しくされたいし、優しくしたい、そう思うのは、私だけでしょうか?
ちょっと、お疲れでそんな風に思ってしまうのかなぁ?・・私。
あぁ、優しくされたいですね・・
みなさんは、いかがですか?。
インナーチャイルドファシリテータ的には、
自分自身を優しくいたわってあげて下さい・・
という、くくりになるところですが・・。